水無月ばけらのえび日記

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2011年12月

2011年12月31日(土曜日)

FF13-2 シークレットエンディング

公開: 2012年1月12日23時50分頃

FF13-2 (www.amazon.co.jp)、フラグメントコンプリート達成!

フラグメントを全部集める、と簡単に言いますが、フラグメント中には「エネミーレポート完成」という条件を満たさなければ入手できないものもあって、つまりは超ボス含めた全ての敵を倒さなければならないわけです。

とはいえ、今回は敵が全体的に弱めなので、そこまで厳しいわけではありません。むしろ厳しかったのはどこに出るのか分からない敵です。フラグメントスキル「バトルマニア」を「強敵出現率アップ」に設定して各地をうろつくとたいていの敵にはあえますが、いくら頑張ってもどうやっても完成せず、攻略サイトに頼るはめに……。最後に「ザ・サボテンダー」に会って、何とか完成。

エネミーレポートの他にも「ひたすらスロットマシンをプレイすると運が良ければ入手できる」とか「クイズに答える」とか、かなり厳しいものがいくつかありましたが、ともあれフラグメントを全て集めることができました。

フラグメントを全て集めると、オートクリップが出て「シークレットエンディング」の存在が示唆されます。これでついに真のエンディングが見られる! ……ということで、アカデミアAF500年からやり直し、ラスボスを軽く倒し、エンディングを迎え……どこにも変化がなく、何か間違えたかな、と思ったらその後でシークレットエンディングが。

……これだけ?

なんというか、まあ、正直なところ、この労力でこれですか、という感じでした。

どちらかというと、フラグメント集めの途中で見られる「パラドクスエンディング」の一つ「二人の門出」のほうが真のエンディングっぽいですね。

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2011年12月29日(木曜日)

FF13-2 レベルカンスト / クリスタリウムと能力特化育成

公開: 2012年1月10日2時0分頃

FF13-2 (www.amazon.co.jp)、まだフラグメント集め中ですが、セラとノエルの全ロールのレベルが99になりました。これでCPを消費することができなくなり、つまりはレベルカンストです。

ノエルは物理特化で残りをHP、セラは魔法特化で残りHP、という育て方で、最終的な能力値は以下のようになりました。

※追記: 装備を付けた状態の数字を掲載してしまっていましたが、装備分を引いた値に修正しました。

セラ弱いですね……。

クリスタリウムですが、初期をレベル1とするとレベル22まであり、クリスタルの数は以下のようになります。

どのレベルも大クリスタルは常に9個で、小クリスタルだけが増えていく形ですね。合計で大クリスタルが198、小が390、合計で588あります。全6ロールを98レベル上昇させると埋め尽くされる計算です。

ただし、初期状態でセラは最初の2つをアタッカー、ブラスターの順で取得済み、ノエルはディフェンダー、アタッカーの順で取得済みになっています。上記でLv1のクリスタリウムは19個としていますが、プレイヤーが自由に取れるのは17個です。大クリスタルも1つ取得済みなので、最終的にプレイヤーが取れる大クリスタルは197個となります。この197の大クリスタルにどのロールを割り振るかで、成長の方向性が決まるというわけです。

各ロールでどれだけ能力上昇ボーナスが得られるかは以前に述べましたが、能力値別にまとめると以下のようになります。

ノエルを物理特化にしたい場合、146回の上昇機会を全て大クリスタルに割り当てる必要がありますが、それでも大クリスタルは51個も余る計算になります。仕方ないので残りはHPに振りました。

セラを魔法特化にしたい場合、魔法攻撃の上昇機会は195回で、2つしか余りません。2つはHPに振りましたが、たったの12しか変わらないという。

参考までに、具体的なクリスタルの配列は以下のとおりです。

セラ
  • Lv1: 大小小大小 大小大小大 小大小小大 小大小大
  • Lv2~Lv9: 大小小大小 小大小大小 大小大小小 大小大小大
  • Lv10~Lv20: 大小小小大 小小小大小 小小大小小 小大小小小 大小小小大 小大小小大
  • Lv21: 大小小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小小大小小 大小小小大
  • Lv22: 大小小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小大小小小 小小大小小 大小小大
ノエル
  • Lv1: 大小大小大 小小小大小 大小大小大 小大小大
  • Lv2~Lv9: 大小大小大 小小小大小 大小小大小 大小大小大
  • Lv10~Lv20: 大小小小大 小大小小小 小小小大小 小大小小小 大小小大小 小大小小大
  • Lv21: 大小小小小 大小小大小 小小小小小 小小大小小 小大小小小 小小大小小 小大小大小 小大小小大
  • Lv22: 大小小小小 大小小大小 小小小小小 小小大小小 大小小小小 小大小小小 大小小小小 大小小大

クリスタリウムの最初と最後は常に大クリスタルになっているので、クリスタリウムのレベルアップ前後で大クリスタルが連続することになります。ジャマーやエンハンサーでは連続して大クリスタルを取れない (特化にならない) ので、ブラスターやアタッカーを残しておかないとまずいです。

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2011年12月27日(火曜日)

キヤノンはなぜ達成等級「A」を満たせなかったのか

公開: 2012年1月9日15時40分頃

キヤノンのサイトで、JIS X 8341-3:2010の試験結果が公開されたようで。

目標の達成等級は「A」で、一部準拠という結果。JIS X 8341-3:2010の達成基準はWCAG2.0と同じもので、等級は「A」「AA」「AAA」の3つがあります。「A」は最低限の達成等級であり、どのサイトも必ず満たさなければならないとされるものですが、それが完全には満たせなかったという結果です。けっこう驚きですね。

達成基準を満たしていない点については、以下のように述べられています。

達成基準7.2.4.1 ブロックスキップの実装において、当ウェブサイトではWCAG 2.0実装方法集の「H69: コンテンツの各セクションの開始位置に見出し要素を提供する」を選択しています。

本基準を満たすためには、「G1: メインコンテンツエリアへ直接移動するリンクを各ページの先頭に追加する」を実装し、H69と併用する必要があると考えられますが、今回の対応範囲にのみ実装した場合、当ウェブサイト全体との整合性においての問題が生じるため、現時点ではこの方法を実装しておりません。

今後は、以下のスケジュールにあわせて適切な実装方法を検討の上、対応時点で必要と考えられる方法を実装する予定です。

以上、キヤノン : ウェブアクセシビリティーについて より

満たせていないとされるのは「7.2.4.1 ブロックスキップに関する達成基準」です。JIS X 8341-3:2010では、以下のように書かれています。

7.2.4.1 ブロックスキップに関する達成基準

複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロックをスキップできるメカニズムが利用可能でなければならない。

注記 この達成基準は,等級A の達成基準である。

以上、JIS X 8341-3:2010 7.2.4.1 より

……これで全てです。これだけではさっぱり分からないと思いますので、対応するWCAG2.0の解説を参照することをお勧めします。JIS X 8341-3:2010の達成基準7.2.4.1は、WCAG2.0の2.4.1に対応します。

ここで注意する必要があるのは、何らかの方法でブロックスキップができれば良いということです。

たとえば、スクリーンリーダーの中には、「次の見出しまでスキップする」という機能を備えたものがあります。その場合、コンテンツ側でスキップリンクを設けなくても、利用者はその機能を使ってヘッダやナビゲーションをスキップすることができます。

Techniques for WCAG 2.0 (www.w3.org)でも、見出しを設けることで2.4.1を達成するという方法が挙げられています。

そしてキヤノンのサイトでは、まさにこの方法を採用しているわけです。

これでブロックスキップに関する達成基準は満たしている、と考えることも可能でしょう。しかし、この試験を実施した方は、そうは考えませんでした。それは何故かというと、おそらく「アクセシビリティ・サポーテッドでない」と判断されたからでしょう。

「見出しがあればスキップできる」というのは理論上は正しいのですが、実際にブラウザや支援技術によってサポートされているのか、という問題があります。見出しジャンプの機能を実装しているブラウザや支援技術が少なければ、多くの利用者はその機能を利用できませんから、そのコンテンツがアクセシブルであるとは言いにくくなります。

ある方法でコンテンツのアクセシビリティを担保しようとしたとき、その方法が実際にブラウザや支援技術によってサポートされていることを、「アクセシビリティ・サポーテッドである」といいます。ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC) (waic.jp)では、Techniques for WCAG 2.0で挙げられている実装方法のそれぞれについて、実際にアクセシビリティ・サポーテッドであるかどうかを調査し、その結果を公開しています。

単純なテスト結果だけでなく、解説も随時公開していて、現在は等級「A」についての簡単な解説が出そろった状態です。7.2.4.1も等級「A」ですので、解説があります。

ここではH69 (見出しを提供) だけでは駄目で、G001 (スキップリンクを設ける) を併用する必要があるとしています。その理由は、H69に対応していないブラウザが多いためです。

スクリーンリーダーには見出しジャンプ機能に対応したものが多く、H69だけでほとんど対応可能です。しかし、この達成基準の対象は、スクリーンリーダーの利用者だけではありません。マウスが使えずにキーボードを利用しているような利用者を考えると、そのような利用者は見出しジャンプ機能を使えず、ナビゲーションをスキップするためにはTabキーを連打しなければならないことになります。

そして現状では、スクリーンリーダーを導入しない限り、ほとんどのブラウザは見出しジャンプに対応していません。ですから、現時点では見出しジャンプはアクセシビリティ・サポーテッドではなく、スキップリンクが必要という判断をしているわけです。

しかし個人的には、コンテンツ側でスキップリンクを設けるのはスジが悪いと思っています。誰もが必要とする機能ではありませんし、必要としない人には邪魔になってしまい、ユニバーサルなデザインではありません。できれば、ブラウザ側で見出しジャンプに対応してほしいと思います。

ブラウザや支援技術の実装は時と共に改善されていく場合があり、アクセシビリティ・サポーテッドの状況も時と共に移り変わります。上で挙げたTechniques for WCAG 2.0も2011年9月に改訂されていて、FirefoxのAddonで見出しジャンプができるといった情報が追加されています。

ということで、今後に期待したいところです。

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2011年12月26日(月曜日)

バリデーションと残念アプリ

公開: 2012年1月8日23時45分頃

大垣本を読んで「バリデーションはセキュリティ対策」について検討した (d.hatena.ne.jp)」。セキュリティ目的で過剰な「バリデーション」を実施すると何が起きるか、というお話……で良いのですかね。

これは中々タフなユーザー体験です。年齢や郵便番号などをうっかり間違えただけで、ログアウトしてエラー表示されるわけですから。複数のエラーがある場合、表示されるのは最初の1つのみです。このようなアプリケーションを使うと、かなり「残念な」思いをするように思います。一方、「なるほど、『セキュリティ対策』とはこれを指していたのか」という異様な説得力があります。

しかし、このような「セキュリティ対策」は本当に「世界の常識」なのでしょうか。Googleも、Facebookも、Amazonも「不正な入力」に対してそのような挙動は示さないようです。

入力をミスるとログアウトしてしまうシステム……。

これはさすがに書籍のサンプルコード上にしかない架空の存在だろうと思いますが、「パラメータが不正です」などというメッセージを出すアプリは結構ありますね。「'」を入れようとするとVBScriptでその手のエラーメッセージが出るので、無理矢理入れたら大変なことになったとか……。

実際には、ちゃんとシステムを設計する場合はユーザビリティやアクセシビリティも考慮する必要があるので、そんなタフな設計は許されないでしょう。ちなみに、JIS X 8341-3:2010には以下のような達成基準があります。

要するに、エラーメッセージはちゃんと分かるように出す必要があるし、訂正できるようにすることが望ましいという、ごく当たり前の話です。ごく当たり前のことが、ごく当たり前にできると良いですね。

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2011年12月25日(日曜日)

FF13-2 いちおうクリア

公開: 2012年1月7日22時35分頃

FF13-2 (www.amazon.co.jp)、いちおうクリアしました。

ラスボスが脈絡なく唐突に出てきて混乱しましたが、まあ突然出てくるラスボスはFF9なんかでもおなじみなので問題ないでしょう。ちなみに、ラスボス戦で使っていたモンスターがガルキマセラだったり……。

エンディングですが、どこからどう見ても BAD END、しかも "To be Continued" の文字が……。これは、フラグメントを全部集めないと駄目なんでしょうね。かなり寄り道していたので、フラグメントは120くらい取得しているのですが、全部で160あるので、それをコンプリートする必要があるのでしょう。

というわけで、フラグメント集めの旅が始まります。

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2011年12月23日(金曜日)

FF13-2 人工コクーンは必要?

公開: 2012年1月7日21時55分頃

FF13-2 (www.amazon.co.jp)を途中までプレイ。各時代をめぐってグラビトンコアを集めてきてね、というあたりまで。……って前にも同じ事を書いたような気がしますが、成長をやり直したくて最初からやり直していたのでした。今回はちゃんと小クリスタルに重要ロールを割り当てないようにして、セラ魔法特化、ノエル物理特化で育てています。

ストーリー的には佳境だと思うのですが、そもそもこのグラビトンコア集めの流れが良く分からないという。話の流れとしては以下のような感じだと思うのですが……。

なんか途中で目的を見失っているような気がするのは私だけでしょうか。

「旧コクーンに住んでいた人が移住する場所が必要」という理由も挙げられていたと思いますが、そもそも現状、旧コクーンは人が住める状態なのでしょうか? コクーン内に熱や光を供給していたファルシ=フェニックス、エネルギープラントを制御していたファルシ=クジャタ、食料プラントを管理していたファルシ=カーバンクルなどは、皆いなくなったはずです。それでも昔と変わらずに人が住めるとは思えません。グラン=パルスへの移住を推し進めるしかないでしょうし、実際に移住が進んでいるという話だったはずです。

「旧コクーンが落ちると地上は大変なことになるので、新コクーンを浮かべて空中に避難する」という話はあるようで、それはいちおうアリかなとは思います。しかし、ベストなアプローチとは思えないのですよね。そんなことをするより、旧コクーンを少しずつ解体して安全に地上に降ろすとか、人工的な支えを作って落ちないようにするとか、そういうアプローチの方が良いのではないかと思うのです。

そして、ホープが「コクーンを新たに作って浮かす」という発想をすることに強い違和感があります。前作のネタバレになりますが、旧コクーンは人間を一度に大量に殺すことを目的に作られたものです。浮いていたのは、「落とせば中の人間を一気に皆殺しにできるから」という理由でしょう。前作でホープはその片棒を担がされたわけですが、そのホープが「新たなコクーンを浮かばせよう」と考えるでしょうか。

というわけで、人工コクーンの必要性が分かりませんし、ホープの考えにも違和感があるのですが、何か裏があるのですかね……。

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2011年12月20日(火曜日)

ミログ「第三者委員会」に高木さんのツッコミ

公開: 2012年1月3日21時15分頃

高木さんもお怒りのようです……「ミログ第三者委員会の「提言」を許してはならない (takagi-hiromitsu.jp)」。

この表現は分かりやすいですね。

もう一度、別の言い方をしてみると、ミログのやったことは、単純に言って、一般のPCでいうところの、ローカルファイルのファイルシステムにアクセスして、「C:\Program Files\」ディレクトリのファイル名一覧を吸い上げたのに相当する。

そこには、プライバシーに係る情報があるだけでなく、企業秘密も存在し得る。

Cookieを使った広告とは全く違うことが良く分かります。こういうものがオプトアウトで良いわけがないですね。

ところで、本筋とそれますが、気になったのがこの部分。

他方、ブラウザのツールバーがアクセスログを転送している場合となると、話は違ってくる。同意なくそれをすればスパイウェアと看做される。なぜなら、Webサイト側の意向と関係なくログが転送されてしまうからだ。ミログがやったことはこれに相当する。

アクセスログを取って転送するツールバーは実際にありますね。もちろんユーザーの同意は取っているのですが、同意しているユーザーが本当に意味を理解しているのか、という点で疑問を感じることはあります。ツールバーからアクセスログを転送しているということは、ログインして利用するようなサービスの利用履歴が分かったりする可能性があるのですが、そこまで理解されているのかどうか……。

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らき☆すた9

公開: 2012年1月3日19時30分頃

9巻が出ていました。

自分が何巻まで持っていたのか自信がなく、とはいえ平積みになっているからには新刊だろうと判断して購入。新刊でした。

内容としては、まあ良くも悪くもマンネリなのですが、今回はずば抜けて印象に残ったものがありました。それはepisode258の冒頭の話。

さてっと保存もできたし戻る戻るっと――あれ?

ああ 何だ別窓で開いてたのか――

さてとこの絵は堪能したし閉じる閉じるっと――

――ってコレ別窓じゃなかったのか――

これは別窓体質っ!?

別窓とそうでないものが混在していると分かりにくいという話で、全くその通りだと思います。どちらかに統一されているべきで、全てのリンクが別窓というのはあり得ないでしょうから、どうすべきかは自ずと明らかだと思うのですが。

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2011年12月19日(月曜日)

ミログ「第三者委員会」、驚きの提言

公開: 2012年1月3日17時20分頃

AppLogやApp.tvが話題になったミログですが、「第三者委員会報告書」というものが出たようで。

報告書はPDFで、以下にあります。

委員会の名称が「第三者調査委員会」なのか「第三者委員会」なのか良く分かりませんが、いずれにしても中立的な第三者による調査ということですね。

しかし内容を見ると、かなり違和感のあることが書かれています。

ミログがapp.tv 及びAppLog を用いて行おうとしていたターゲティング広告それ自体については、ユーザーに対しても有用な広告が配信されるといったメリットが与えられるものであり、ユーザーに対し、収集される情報に関して十分な説明が行われ、その上でユーザーの同意が取得される場合には、これを否定すべき要素はない。

以上、株式会社ミログ 第三者委員会報告書 より

「ユーザーに対しても有用な広告が配信されるといったメリットが与えられる」?

app.tvにしてもAppLogにしても、ユーザーは広告を見たいわけではありません。app.tvではユーザーは動画を視聴したいだけ、AppLogではアプリケーションを利用したいだけで、広告はない方が良いはずです。

ターゲティング広告のほうが良いというのは、ターゲティング広告の方がCTRやCVRが高いからであって、それは広告を配信する側の理屈でしょう。

ユーザーが「広告はない方が良い」と思っているのに、「有用な広告が配信されるといったメリットが与えられる」と説明するのは、ユーザーの視点からは明らかにずれています。広告配信側を弁護する立場であるように見えてくるわけで、この時点で第三者としての中立性に疑問符がつきます。

※こういうのを「おためごかし」と言うのだなあ、としみじみと思ったりしました。

そして「提言」がまた……。提言は1~4まであるのですが、その2と3の内容にびっくりです。

2 上記の明示的な通知のある限り、オプトイン(通知時に利用者に同意するかを確認し、同意しない場合は情報収集を行わない)かオプトアウト(通知時に利用者に同意するかを確認しないが、その後手続を行えばそれ以後の情報収集を行わない)かは本質的な違いとならないので、いずれも許容される2。但し、オプトアウトの場合は、情報収集の停止が可能である旨を最初の通知時に明示し、また情報収集の停止手続を利用者が随時行なえる実質的な機能を有していることが条件となろう。

以上、株式会社ミログ 第三者委員会報告書 より

いやいや、オプトインとオプトアウトは本質的に違うでしょう。オプトアウトの場合はデフォルトが送信で、ユーザーが面倒な操作をして停止するまでの間は、情報が送信されてしまいます。

メールマガジンが送られてくるような場合なら、頻度は高くないでしょうし、一度くらい送られてきても大した問題はないでしょう。しかし、プライバシー情報の送信はそうではありません。ユーザーは、一度たりとも情報を送信したくないと考えているわけで、「ちょっとの間なら情報が送られてもOK」ということはないでしょう。最初から一瞬たりとも送信しない、ということが可能でなければ駄目なはずです。

注釈として説明も書かれているのですが、これがまた……。

* オプトアウトだとしても、手続が明示されていればすぐに情報の収集を停止できる。行動履歴情報の収集の際には、一定程度の期間の情報収集が必要であり、直ちに情報の収集の停止ができれば、オプトアウトであるから全く許されないという制限は必ずしも必要ないものである

以上、株式会社ミログ 第三者委員会報告書 より

すみませんが、これは理解できません。「行動履歴情報の収集の際には、一定程度の期間の情報収集が必要」って……情報が送信されるのが一瞬だけなら統計が取れないから、情報を収集する側では役に立たないということですか?

それは、情報を収集する側の論理ですよね。

送られた情報が役に立つとか立たないとかは、ユーザーの知ったことではないのです。少しだけ送られても利用側では役に立たないからOKとか、そういう理屈はユーザーには受け入れられないでしょう。

オプトインかオプトアウトかは、情報を収集する側には本質的な違いではないのでしょうが、情報を送信するユーザーにとっては本質的な違いとなるので、そこを理解してほしいところです。

※「手続が明示されていればすぐに情報の収集を停止できる」と簡単に言ってしまっていますが、オプトアウト機能に対するアクセシビリティの観点も抜けているように思います。

3 継続的な情報収集が行われる場合は、利用者の不安感の払拭のため、オプトイン方式をとって利用者の同意を得た場合であっても、以後も情報収集の停止を請求できる手続を用意しておくことが望ましい。

* 行動履歴の収集は、比較的長期間に行われることによってデータが蓄積され、個人のプライバシーの侵害が起こるのではないかとの不安も大きくなるといえる。この点に対する対処として、一旦同意を行ったあとでも、それを取り消して将来の情報収集の停止を請求できるようにすることが望ましいといえる。

以上、株式会社ミログ 第三者委員会報告書 より

「利用者の不安感の払拭」? 「侵害が起こるのではないかとの不安」への対処!?

後から情報送信をやめたくなる正当な理由はいくらでもあるでしょう。最初にオプトインしたときと都合が変わったとか、ゆっくり考えたらやっぱりメリットがないと気付いてやめたくなったとか。そういう時に送信を停止できないと、ユーザーは困るはずです。不安とかそういう話ではないはずです。

それを「不安感への対処」と言ってしまうのは、もう完全に情報収集側のスタンスですよね。その事を隠そうともしていないですよね。

はっきり言って、これは「第三者」を冠する内容としては問題があると思いますし、ユーザーに受け入れられる内容ではないと思います。委員を全部入れ替えて作り直した方が良いのではないでしょうか。

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Workshopセミナー「実習的に学ぶHTML5」

公開: 2011年1月3日14時5分頃

RIAコンソーシアム (www.riac.jp)の会員向けに、Workshopセミナー「実習的に学ぶHTML5」 (www.riac.jp)というものが開催され、講師をさせていただきました。

本当にHTML仕様としての「HTML5」の話で、CSS3やらDOM APIやらSVGやらは名前しか出てきませんでした。しかも前半40分くらいはHTML4までの歴史の話で占められていて、世間で言う「HTML5」のイメージとはかなり違う内容になっていたと思います。

期待に応えられたかどうかは良く分かりませんが、参加していただいた皆さんのご協力もあって会場の雰囲気は良く、私も楽しむことができました。参加してくださったみなさま、ありがとうございました。

※当日のスライドはRIAC会員向けには既に公開されていますが、もし要望があれば改めてこちらでも公開するかもしれません。

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2011年12月18日(日曜日)

FF13-2 クリスタリウムで後悔する

公開: 2011年12月31日23時55分頃

FF13-2 (www.amazon.co.jp)を途中までプレイ。各時代をめぐってグラビトンコアを集めてきてね、というあたりまで。しかし、ここで失敗に気付いて後悔しています。

FF13-2では、クリスタリウムに並んでいるクリスタルにロールを割り当てて成長していきます。クリスタルには大と小の2種類があるのですが、大クリスタルにロールを割り当てると、ロールの種類によって能力がアップします。たとえば、アタッカーを割り当てると「アタッカーライズ」と表示されて物理攻撃+2の効果があります。

割り当てるロールと増える能力値は以下のとおり。

※ジャマーとエンハンサーは特殊で、偶数レベルか奇数レベルかで上がる能力が変わります。たとえばジャマーの場合、レベル1 (初期レベル) の時に大クリスタルに割り当ててレベル2になると、物理攻撃力が上がります。レベル3になる時に大クリスタルに割り当てると、魔法攻撃力が上がります。以後、偶数レベルになる時は物理攻撃が、奇数レベルになるときは魔法攻撃が上がります。

なお、各ロールはレベル99まで上がりますが、レベル99になると、それ以上上げることができなくなります。

最初は、セラはブラスターを、ノエルはアタッカーをひたすら上げました。アビリティを全て覚えたら他のロールも上げはじめ、大クリスタルに差しかかったらブラスター/アタッカーを割り当てる、という感じで成長させてきました。そしてついに、ブラスター/アタッカーがレベル99に。

……と、ここで、ふと気付いたわけです。アタッカーを上げられる機会は、97回しかありません (初期レベルが2)。ジャマーの偶数レベルと合わせても、大クリスタルで物理攻撃を上げられる回数は、146回。最終的に物理特化にしたければ、その146回をすべて大クリスタルに割り当てる必要があります。

つまり、「大クリスタルにアタッカーを割り振る」だけでは駄目で、「小クリスタルにアタッカーを割り当てない」ことも必要なのですね。最初にアタッカー一本槍で上げたときに小クリスタルにアタッカーを振ってしまったので、これは失敗でした。

シナリオを巻き戻してやり直す方法は存在しますが、クリスタリウムの成長をやり直す方法はないと思うので、これは最初からやり直しですかね。

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2011年12月15日(木曜日)

FF13-2 発売

公開: 2011年12月31日21時20分頃

FF13-2が発売された模様です。

というわけで購入しました。

パッケージを開けると、スクウェア・エニックスメンバーズサイトのポイントカードが入っているわけですが、登録しようと思ってアクセスしてみたら、不正アクセスを受けてサイト閉鎖中という笑えないオチが……。

とりあえず序盤のみプレイした感じ。

前作と違い、序盤が延々チュートリアルということはなくなりました。戦闘システムはほぼ踏襲しているので、前作をプレイ済みの人はすぐにはいることができると思います。

ストーリーはなんだか良く分からないですが。

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ゼルダの伝説 スカイウォードソード 辛口モードをクリア

公開: 2011年12月31日1時0分頃

ゼルダの伝説 スカイウォードソード (www.amazon.co.jp)」、2周目の辛口モードをクリア!

辛口モードでは、敵から受けるダメージが2倍、回復のハートが出ないという状態になります。が、ハートメダルを入手するとハートが出るようになるので、後半はそんなに苦労しませんでした。ダメージは2倍でも、プレイヤースキルの向上があるので余裕です。特に、初回は苦戦したギラヒムがかなりあっさり倒せてしまい、「こんなに弱かったっけ?」と思う始末。

2周目で気をつけたのは以下の3点。

これらに気をつけるだけで、だいぶ楽に戦えるようになります。

ラスボスも楽勝……。初回は効果的な倒し方を知らずに頑張って倒したのですが、ヒント映像で知識を得てことによって楽勝になりました (と言いつつ、薬の使用をミスして一回死んだのはナイショ)。ハイリアの盾は取っていないのですが、取る必要も特にない感じでした。

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2011年12月14日(水曜日)

武雄市Facebook化の動機は実名利用にしたかったから

公開: 2011年12月31日0時55分頃

こんな記事が……「「2ちゃんねるで叩かれていた」――Facebookにはまり続ける武雄市長の“野望”とは (1/4) (www.itmedia.co.jp)」。

Webが紙と違うところは、ユーザーとの双方向性があることだと思っています。だからといって市の職員がHTML言語を使って頻繁にサイトを更新するのは無理だし、掲示板のようにすれば「2ちゃんねる」みたいに荒れてしまう。

HTMLを書いて更新するのが大変なら、CMSというものがありますよ……と言いたいところですが、続きを読むと、Facebook化の動機はそんなところにはないという事が分かります。

例えば僕は大阪府高槻市に出向したとき関西大学を誘致しようとして、結果的にそれは成功したんですが、そのときもものすごく悪口を書かれましたね。しかも、それを書いているのが誰だか分かればまだいいんですが、分からないわけですよ。だから当時「これはだめだな」と思った。全然建設的じゃないし、“便所の落書き”だと。

(~中略~)

要するに、Facebookは基本的に実名利用というところが一番大きいですね。自分が2ちゃんねるで叩かれまくっていた10年前から思っていたことを、今ようやくクリアできた。これが、市のページをFacebookに移行しようとしたきっかけです。

なんと、実名利用にしたかった、というのが動機なのだそうで。Facebookに移行という話自体は面白いと思っていたのですが、こんな動機だったとは……。「実名でコミュニケーションしてほしい」と言えば聞こえは良いでしょうけれど、それはつまり、「実名を名乗れない事情のある人は市のサービスを利用するな」ということですよね。

実名を名乗らないと利用できないサービスもあるでしょうし、そういうサービスで名乗れというのは分かります。しかし、この話はそうではありません。市政に何か問題があると思ったとき、匿名で指摘されることを防ぎたいという話です。要するに、匿名のクレームを封殺したいという話でしょう。

まあ、人としてそういう気持ちを持つことは分からないでもありません。しかし、市のサイトがそういうスタンスではまずいのではないでしょうか。いや、仮に企業サイトだとしても違和感がありますが。

好意的に解釈するなら、匿名でクレームを言おうとしている人に対し、積極的に返答してコミュニケーションをしたい、という考えなのかもしれません。実際、最近では、企業の中にもそういう動きがあります。しかし、単に返答したいのであれば実名は必要ないはずです。たとえばTwitterで十分ですし、実際に多くの企業はTwitterを活用しています。

そして、引用が前後しますが、市長は以下のように述べらています。

このようなことをずっと考えていて、Twitterが出てきたときは「これかな」と思いました。でもTwitterの場合は実名制が担保されていないし、だんだんノイズが入ってきてしまって。「これはちょっと違うかな」と思い始めたころに、Facebookと出会ったわけです。

やはり、返答がしたいのではなく、匿名のクレームを封殺したいのだと受け止めざるを得ませんでした。

Facebookに移行しても、2ちゃんねるにスレッドが立つことを防ぐことはできません。しかし、実際問題、スレッドが立ちにくくなる可能性はあるでしょう。サイトに自由にアクセスできないと、共通の話題にしづらくなります。良い話も、悪い話もしにくくなります。これはFacebookに限った話ではなく、会員制サイトのコンテンツは話題にしにくいです。

まあなんというか、私は武雄市民ではありませんので、好きにしてくださいという感じではあるのですが、正直なところ、がっかりしています。

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そば屋の独自暗号化が話題に

公開: 2011年12月30日22時10分頃

こんなコンテンツが話題に……「そば屋五兵衛 WEB サイトにて使用されている暗号化技術に関して (www.sobaya-gohei.com)」。

もちろん安全ではないわけですが、安全だと主張しているのか、そうでないのか、良く分からない文章ですね。いちおう以下のような記述がありますので、安全性が低いという自覚はありそうですが。

いわゆる”オレオレ証明書”ですが、データをプレーンテキストのまま送信するよりは安全性が高いかと思います。

SSL/TLSを使った場合と異なり、この手法には以下のような問題点があります。

そもそも暗号化されているのかどうかを利用者が確認する術がないので、攻撃者によって偽フォームに差し替えられていても気付きようがありませんし、防ぐ手段もありません。

安全でないものを「安全だ」と告知していれば問題があると思いますが、安全ではないということを告知して使うのであれば、まあ大きな害はないでしょう。送信される内容によっては、傍受される、改竄される、偽の相手に届く、といった事が起きても許容できる場合があります。利用者が危険性を理解していれば、許容できるような内容しか送らない、という自衛策を取ることができます。

それに対して、本来は安全でないものを「安全だ」と告知している場合は問題です。利用者は、危険だと知らずにセンシティブな内容を送ってしまう可能性があります。そのような事は避けなればならないでしょう。

一般的に、独自の暗号化方式は安全性が検証されていないことが多いです。「面白いから」という理由で使うのはべつに構わないと思いますが、不用意に「安全」を喧伝しないように注意したいところです。

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2011年12月12日(月曜日)

違う質問なのに「同様の調査」

公開: 2011年12月23日20時30分頃

なんだこりゃ……「衆議院の選挙改革、小選挙区制への不支持が半数に迫る 75%が「1票の格差是正」より「抜本改革」を優先 (business.nikkeibp.co.jp)」。

面白ことに、日本経済新聞が11月下旬に結果発表した同様の調査と正反対の結果となりました。日経新聞の調査では「まずは『1票の格差」是正を急ぐべきだ」が62.9%、「時間を要しても抜本改革を実現すべきだ」が37.1%となっています。

いやいやいやいや。日経新聞の選択肢はこうだったようで、

これはまあ、何を訊いているのかはわかります。しかし、日経BPの選択肢はこうです。

これ「同様の調査」なんかではないですよね。日経は「AとBのどちらを優先すべきか」と質問しているのに対して、日経BPの方は「Aだけをすべきか、AとBの両方をすべきか」と質問しています。

そもそも、この訊き方で前者を選ぶ人は少ないと思うので、それでも前者を選んだ人が相当するいるというところを重視すべきなのではないかと思います。

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今年の漢字は「絆」

公開: 2011年12月23日20時20分頃

今年の漢字は「絆」 2位「災」、3位「震」 (www.asahi.com)」。

今年の漢字は「絆」なのだそうですが、あくまで「漢字」を挙げているだけで、使用法、読み方、送りがななどは全く規定されていません。となると、この漢字は「ほだし」という言葉にも使われるわけで、だいぶ異なる意味になってきたりもしますね……。

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2011年12月9日(金曜日)

進撃の巨人6

公開: 2011年12月21日22時40分頃

大崎駅をフラフラ歩いていたら、書店で「進撃の巨人」6巻が激しくアピールされていたので購入。

ビニール付きの本を持ってレジに行ったら、バックからカバー装着済みのやつが出てきたという。

巨人マニアのハンジ・ゾエがあまりに変態すぎて笑ってしまいました。……って、これ以前も書いた気がしますが。

謎の巨人が捕獲されて、またしても続きが気になる状態ですね。しかし巨人を捕獲するシーン、あの体勢だったら腕が自由に動くんじゃないでしょうか……?

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2011年12月8日(木曜日)

マリオカート7 三つ星への道

公開: 2011年12月21日22時30分頃

マリオカート7 (www.amazon.co.jp)、150ccミラーまでの全グランプリで星2つ評価を獲得。自身にも星マーク2つがつく状態になりました。他の特典は特になし……。

このまま三つ星を目指したいところですが、150ccで三つ星の評価を得るのはそれほど簡単ではありません。公式のQ&Aによると、高評価を得るために必要な条件は以下のとおりです。

高いランクを獲得するコツは以下のとおりです。

  • ドライバーズポイントを多く獲得する。
  • 速いタイムでゴールする。
  • レース中、1位で走っている時間を長くする。
  • ライバルにアイテムを当てる。
  • ロケットスタートやミニターボを出す。
  • ダートを走らない。

以上、マリオカート7 : Q & A より

経験上、三つ星にはドライバーズポイントが40必要です。つまり、グランプリの4レース全てで一位を取ることが最低条件です。ただ、それだけでは二つ星評価にしかならないことが多いです。

そもそも、150ccでは全レースで1位という条件も簡単ではありません。マリオカートというゲームには、アイテムでライバルを妨害するという要素があり、中には非常に強力なアイテムがあります。特にトゲゾーこうらを喰らうと厳しく、シチュエーションにもよりますが、だいたい5秒くらいロスすることになります。ゴール間際にトゲゾーこうらを当てられると、あっさり抜かれて終了ということもよくあります。つまり、実力だけでなく運も重要になってきます。

……と、書くと「ただの運ゲーじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。所詮はアイテム運で順位が決まるパーティーゲームではないかと。そう、私にもそう考えていた時期がありました……。

しかし、マリオカートには、実はストイックなレースゲームとしての側面もあります。タイムアタックをやり込むと、コースにもよりますが、タイムが15秒くらい違ってきます。これだけ差があると、トゲゾーこうらを2発くらい喰らっても逆転されなくなります。そしてタイムが速くなると、「速いタイムでゴールする」「レース中、1位で走っている時間を長くする」という評価基準でも有利になり、簡単に三つ星がとれるようになります。

つまり、マリオカートでは速さこそ力であり、タイムアタックで走り込むことが三つ星への近道になります。というわけで、しばらくタイムアタックに注力しようかなと……。

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2011年12月6日(火曜日)

マリオカート7 星ひとつ

公開: 2011年12月13日0時35分頃

マリオカート7 (www.amazon.co.jp)、150ccミラーまでの全グランプリをクリア。エンディングは既に見ていましたが、全グランプリをクリアするとエンディングの最後が少し豪華になっていて、さらにタイトル画面がランダムに変化するようになります。

50ccと100ccはオール三つ星クリアを達成していましたが、150ccには星なしのグランプリもあったりしたので、少し走り込んで全グランプリで星一つをつけました。すると、レース後の順位表示などで自分の名前に星が表示されるように。

※星がつくのはゴールした瞬間らしく、最後に星を付けたグランプリの順位表示画面で既に星がついていました。評価が発表される前に星がつくので、ちょっと違和感がありますね。

と同時に、「ゴールドタイヤ」というパーツがもらえました。すごい性能というわけでもなく、オマケっぽいですが。

この調子で、次は二つ星をつけようかなと。経験上、二つまでは簡単につくと思うのですが、その後はなかなか……。

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2011年12月5日(月曜日)

公衆無線LANによる通信傍受、改竄のリスク

更新: 2011年12月13日23時35分頃

ものすごい話が出ていますよ……「公衆無線LANのConnectFree、利用するとTwitter IDとFacebookをMACアドレスと紐づけられ、いつどこでどのサイトを閲覧したか収集されるらしい (togetter.com)」。

以前から言われていた攻撃手法として、以下のようなものがありました。

そして「野良無線LAN危ないから気をつけて」「HTTPSを使おう」という話になるわけですが、今回は、こういう攻撃が実際に、しかも公衆無線LAN提供会社によって組織的に行われていたという話ですね。おそらく当人には「攻撃」という意識はないと思いますが、内容を見ると立派に傍受と改竄を成功させていますし、脅威にもなっています。これは攻撃と言われても仕方ないでしょう。

改竄の内容は以下のようなものだそうで。

どれも問題ですが、あえて最も悪質なものを挙げるとすれば、アフィリエイト報酬の奪取でしょう。ConnectFreeを使ってこのサイトにアクセスした人がいて、その人がアフィリエイトリンクを経由してAmazonで何かを買っていた場合、私に支払われるはずの報酬がConnectFreeの運営会社に奪われていたことになります。実際に金銭被害が発生している可能性がありますし、電子計算機使用詐欺罪にあたる可能性も考えられるのではないでしょうか。

※実際問題、私が被害を受けている可能性もあるのですが、どうしたものでしょうかね……。

※2011-12-13追記: 以下の部分は私の誤解によるもののようで、撤回します。

それとは別に、スクリプトには利用者のMACアドレス、FacebookアカウントのID、TwitterのIDなどが埋め込まれていたという話があります。これはサイト側から読めるようになっていたので、ConnectFree経由でサイトにアクセスすると、サイト側にTwitterIDなどを読み取られてしまう危険があるという。

記録するだけならスクリプトに入れる必要がないはずなので、入っていた理由が良く分かりませんが、はっきり言って脆弱性でしょうね。全体的に問題がありすぎるので、届け出て修正してもらうとかそういう話ではありませんが。

※2011-12-13追記: と、ここまでの部分は私の誤解だったようです。高木さんからはてなブックマークでコメントいただきました (ご指摘ありがとうございます): 「むむ、ここは事実誤認 →「スクリプトには利用者の…FacebookアカウントのID、TwitterのIDなどが埋め込まれていたという話…」← 正しくは、TwitterやFacebookサイトを訪れたときにIDを取得して送信するようになっていたもの。

まあ、そもそも怪しげな無線LANアクセスポイントを利用すると危険だという話があるわけですが、こういう話を見ると、素性がある程度しっかりしていても安心できない感じがします。

対策としては、HTTPSを使えばOKではあるのですが……。サイト側はフォームに限らず、あらゆるコンテンツをHTTPSでアクセスできるようにした方が良いのかも知れないなぁ、などと思ったりする次第です。

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2011年12月4日(日曜日)

ターゲティング広告を利用して属性と個人を結びつける

公開: 2011年12月11日22時55分頃

サードパーティCookieの歴史と現状 Part3 広告における利用、トラッキング、ターゲティング広告におけるプライバシーリスク (d.hatena.ne.jp)」。サードパーティCookieやターゲティング広告の問題点についてのmalaさんのまとめ。良くまとまっていて参考になります。

特に、「パーソナライズされた広告配信によって広告出稿者がユーザーの個人情報を取得することが可能」という指摘は鋭いと思いました。ターゲティング広告では、対象者の属性を絞って広告を出すわけですから、その広告をクリックしてきた訪問者はその属性を持っている確率が極めて高いと言えます。すなわち、以下のようなことが起きると個人と属性が結びつきます。

ポイントは、事前に個人を識別しておく必要がないという点でしょう。広告が出た時点では個人を識別できていないのですが、その時点で属性情報を収集しておけば、その後に個人が特定された時点で結びつけられます。

これはもちろん普通に起きることなので、ターゲティング広告を出稿している側は、結びつけ放題です。絞る属性の種類によっては問題ない事もあるでしょうが、機微な嗜好の情報など、結びつけて欲しくないものもあるでしょう。しかも、ある広告がターゲティング広告なのかどうか、どのような属性を指定しているのか、といったことはユーザーには分かりませんから、自衛するのも難しいわけですね。

この点、Googleは自主規制しているそうで、

ただし、人種、宗教、性的嗜好、健康、金融など、機密性の高い情報に基づくインタレスト カテゴリをブラウザや匿名 ID に関連付けたり、インタレスト ベース広告の掲載にそれらの情報を使用したりすることはありません。

以上、Googleプライバシーセンター 広告サービスのプライバシーについて より

このように「やりません」というポリシーを明示することが必要になってくるでしょう。

malaさんは以下のように述べられていますが、

「特定個人を識別できるかどうか」ばかりが問題になり、広告主が訪問者のユーザー属性を収集することが出来るという点があまり問題視されていない。

以上、サードパーティCookieの歴史と現状 Part3 広告における利用、トラッキング、ターゲティング広告におけるプライバシーリスク より

これはその通りだと思います。個人の識別さえされなければ何をしても良い、と言っているようにしか思えない論説はよく見ますね。

もっと言うと、その「個人を識別」という部分の理解も怪しくて、「住所や実氏名が分からなければ個人を識別したことにならないから問題ない」といったような主張をする人も多いように思います。実際には、個人情報保護法でも以下のような定義になっているのですが。

この法律において「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。

以上、個人情報の保護に関する法律 より

括弧内に注目。「Cookieでは個人の識別はできない」などと平然と書いている事業者をたまに見ますが、実際にはそれで識別できる場合があるから問題なわけで、そのあたりきちんと理解してもらいたいと思います。

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2011年12月2日(金曜日)

ゼルダの伝説 スカイウォードソード クリア / 辛口モード

公開: 2011年12月11日21時15分頃

ゼルダの伝説 スカイウォードソード (www.amazon.co.jp)」、ようやくクリア!

ラスボスがメチャクチャ強かったです。隙がほとんどなく、たまにできるわずかな隙をうまく突く必要があるのですが、少しタイミングがずれるとこちらがやられてしまうという強敵。一度負けて、街に戻って薬を補給、薬を4回も使用して何とか撃破しました。

……そしてクリア後に改めてヒント映像を見たら、実は楽な倒し方があったというオチ。知らんがな……。

クリア後は「辛口モード」に突入。辛口モードでは、以下のような違いがあります。

ダメージ2倍も厳しいですが、ハートが出ないのがつらいです。1周目ではあまり意味がないと思っていた回復できる椅子が神に変わります。ちなみに妖精は出るので、妖精ビンも頼りになります。

初期はハートが6つしかないのですが、最初のダンジョンでスタルフォスのスマッシュ攻撃を喰らうとハート4つ減るのでまあ何とも、という感じです。そうは言ってもプレイヤースキルが上がっているので、意外にサクサク進んで行きます。格好良く戦えるようにもなっていますし、2周目は面白くなりそうです。

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2011年12月1日(木曜日)

マリオカート7

公開: 2011年12月11日14時35分頃

ニンテンドー3DSのキラーコンテンツと思われるソフトその2、ついに発売!

まだあまりやり込んでいませんが、ひとまず50ccのグランプリをプレイ中。操作性はとても良く、DS版 (www.amazon.co.jp)をプレイしていたなら全く違和感がないと思います。「そういえばドリフトってどうやるのだっけ? まあ50ccはドリフトなくても何とかなるからぼちぼち思い出せば良いか」と思っていたのですが、実際にコーナーに突入したら、手が勝手に動いて見事にドリフトしていました。小脳がDS版のドリフトの操作をしっかり記憶していて、全く同じ感覚で曲がれたということだと思われます。

というわけで、DS版プレイ経験にモノを言わせると、50ccグランプリは初見で三つ星 (最高評価) クリアできてしまいます。……いや、スペシャルカップ (レインボーロード) だけは無理でしたが。

今作では、空を飛んだり、水中に入ったりできるようになりました。水中は操作性が悪くなるだけであまり意味がないような気もしましたが、空を飛ぶと上下左右に自由に動くことができるので、コース選択が重要になります。そもそも、今作では分かれ道が非常に多くなっていて、どの道を通るのかで勝負が分かれることが多くなりそうです。

あと、運の要素が強くなっているかも。ジャンプや飛行で谷を越えるシチュエーションが多いのですが、飛行中にトゲゾーこうらを喰らうと転落人生が待っています。DS版でもそういうことはありましたが、今回は飛行やジャンプのシーンが圧倒的に多くなったので、転落も多いです。誰かがトゲゾーこうらを取ったら必要以上に飛ばない、という戦略も必要になるのかも。

※しかしゼルダ (www.amazon.co.jp)がまだ終わっていない罠。

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