水無月ばけらのえび日記

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2004年4月15日(木曜日)

救急車を撃つ

セキュリティホール memo (www.st.ryukoku.ac.jp) で「今すぐ読め!!」と紹介されていた、「ファルージャの目撃者より:どうか、読んで下さい (www.jca.apc.org)」という文書。

アメリカ兵が救急車を狙撃するという話。好意的に (?) 解釈すると……救急車には爆弾が積まれているかもしれないし、道を歩いている人は武器を隠し持っているかもしれません。もちろんそうではないかもしれませんが、それを見分けることができないのだとしたら、撃つしかない……ということなのでしょう。それが戦争であり、テロと戦うということなのだろうと思います。「戦う」という選択は、武器を持った人だけを殺害するという選択ではありえず、罪のない人を巻き添えにしながら武器を持った人を殺すという選択にしかなり得ない、ということは分かり切ったことだったはずですが……。

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今後の予定

今後のこのサイト周辺の予定などのメモ。

リファレンス系の話とチュートリアルはずっと前からやろうと思っているのですが、全然できていません。

そもそも、昔と違って質の悪い解説は減りましたから、鳩丸の存在意義自体があまりなくなってきているという面があります。それでもリファレンス系が組み込まれているのは、私自身が機能的なリファレンスを欲しているから。

タスクとして重いので、まとまった時間が取れないと難しいのですけれども。

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Windows Update 落ちてたー

DoS攻撃より手強い?――Windows Updateサイトにアクセス殺到、一部で更新に支障 (www.itmedia.co.jp)

私はけっこうスムーズに Update できたのですが、その後周囲から「重い」「アップデートできない」という声が聞こえていました。思いっきり落ちていたのですね。

まあ Microsoft も大変だろうと思いますが、パッチを当ててくれる人が増えたのはけっこうなことで。

関連する話題: セキュリティ / Microsoft / Windows

怒り心頭

スターダストさんの 4月14日 (d.hatena.ne.jp)を読んで思ったこと。

この「怒り心頭」という気持ちは私には分かりますが、とある事件を通じて思ったことの一つが、その「怒り」が全く理解できない人が存在しているのだということです。指摘している側は激怒していても、普通はその感情を表に出さずに指摘します。そして、指摘されている側は、その「怒り」を読み取れていないのではないか、と思うことがままあります。

これは単に指摘されている側が悪いという話ではありません。たとえば、脆弱性報告の中で「(笑)」とか「(激ワラ」とかいう文字列が使用されていると、私などは噴出しそうな怒りの裏返しなのだろうなと思いますが、同時に、そう読むのは難しいことなのではないかとも思うのです。「通知してあわてふためくところを見て楽しむという側面が絶対にあったはずだ」というような読み方は誤りだと思いますが、そう読まれるのも仕方ないのかな、と思います。

脆弱性の指摘に限った話ではありませんが、指摘する側とされる側に激しい温度差があるというのは良くあることで、その温度差は指摘する側が吸収してあげないといけないのかな、という気がしています。もう少し別の言い方をすると……「甘えないで下さい」と言って人を突き放すと逆ギレされることがありますが、甘えん坊を責めても埒があかないので、こちらが大人になってあげるしかない……ということなのかなぁ。違うかなぁ。

まあ、いろいろですね。

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人質解放

日本人3人、バグダッドで無事解放 日本大使館に移る (www2.asahi.com)

ともあれ良かった。

以下は例によって日本軍事情報センター (www.kamiura.com)より。

それではなぜ犯人は3人の人質の早い解放を決めたのか。それは高遠さんのためであると断言する。高遠さんはバグダッドのストリートチィルドレンのためにボランティア活動を行っていた。この行為を犯人たちは高く評価したと思う。このことがイラクで広く伝わって、3人は人質から客人に対応が変わったと思う。早々とシーア派のサドル氏たちが、この誘拐は我々ではないと表明したのも、高遠さんのような友好的な人を誘拐したことを非難した結果と思う。

以上、日本軍事情報センター 日本人人質3人はなぜこの時期に解放されたのか。(4月16日) より

三人はまだイラクで活動したいと言われているようで、それに対しては非難の声があったりもするようですが、いろいろ考えさせられますね。

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最近の日記

関わった本など