2011年8月31日(水曜日)
改革を凍結するという改革
公開: 2011年9月4日19時20分頃
こんな記事が……「【最終回】改革に失敗する日本企業がはまり続ける罠 グローバル企業のトップが驚嘆したTOC流の解決法 (business.nikkeibp.co.jp)」。
改革を進めるために改革を凍結するという逆転の発想なのですが、最後のこんな指摘が印象に残りました。
1つひとつの取り組みをきちんと精査すれば改革は進む。こうした考えは思い込みにすぎない。だが、事前の精査に注力するあまり、全社のリソース(経営資源)には限りがあるという自明のことを見失わっていたわけだ。
このE社の事例からくみ取るべき教訓がもう1つある。それは、改革に失敗し続けている日本企業の多くにとって、その原因は現場ではなく経営にあるということだ。経営と現場のつながりを取り戻す。これは多くの企業にとって喫緊の課題と言える。
以上、http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110826/222287/?P=5 より
これ、昨日見た東海テレビの報告書と同じ事を指摘しているように見えます。思い起こせば、なぜ経営者は使えない情報システムを採用するのかという話にも、経営と現場との断絶という面があります。
経営が現場を理解していない、経営と現場とのつながりが失われている、といった現象は、多くの企業に共通する課題なのかもしれません。
- 「改革を凍結するという改革」にコメントを書く
常岡さん、人質になる。
公開: 2011年9月4日17時20分頃
なんとなく目についたので購入。
- 常岡さん、人質になる。 (www.amazon.co.jp)
以前、アフガンで拘束されているジャーナリストがTwitterで自身の無事を知らせるツイートをしたたことが話題になりましたが、その常岡さんのお話ですね。出発してから拘束され、釈放され、そしてまたアフガンへと旅立つまでを漫画化したものです。
面白いのは誘拐犯たちの行動で、大使館と間違って毎日新聞に電話したり、その電話で人質に日本語を話させてしまったり (常岡さんはここで犯人の情報を漏らしているのだが結局スルーされる)、そして極めつけがTwitter。人質にケータイの設定をお願いしたら、こっそり安否をツイートされてしまったという……。
という具合に、基本的にはコメディタッチで描かれているのですが、そこかしこにシリアスな現実が見え隠れして、考えさせられる内容になっています。
ちなみに、この誘拐犯はアフガン政府やマスコミの発表ではタリバンということになっているのですが、常岡さんによると、ヒズビ・イスラミという組織なのだそうで。ヒズビ・イスラミは本来は政府側に属するはずの組織なのですが、指揮系統がボロボロで末端はほぼ私兵となっており、米軍、政府、タリバンと全てと戦っているのだとか。
それ町9
公開: 2011年9月4日16時45分頃
9巻が出たので購入。
- それでも町は廻っている 9 (www.amazon.co.jp)
ユキコのあだ名「ニンジャ」の由来は「話すと長くなる」という事で謎とされていましたが、この巻の冒頭でいきなり判明。歩鳥のせいじゃん……。
そして来た来た来た、伊勢崎さんキタ! 伊勢崎さん最強!! 伊勢崎さんが出ると、もうそれだけで面白いです。
あとは真田似の話、べちこ焼き、そして花火。どれも違う種類の面白さでなかなかクオリティが高いです。
- 前(古い): 2011年8月30日(Tuesday)のえび日記
- 次(新しい): 2011年9月1日(Thursday)のえび日記