水無月ばけらのえび日記

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2004年4月9日(金曜日)

MS の spam 対策

Microsoft,IPアドレスで送信元を特定するスパム対策技術を公表 (itpro.nikkeibp.co.jp)」という話。DNS がどうたらと言っていたので、良くあるブラックホールリストの話なのかと思っていましたが、違うようで。

Caller ID for Emailでは,発信者の電話番号の代わりにIPアドレスを基にする。具体的には,受信側zSMTPサーバーがメールを受信した際に,そのメールが,そのメールの送信元メールアドレスのドメイン(メールアドレスの@以下の部分)に所属するSMTPサーバーから送られてきたかどうかを調べる。

以上、Microsoft,IPアドレスで送信元を特定するスパム対策技術を公表 より

これは「SMTP mail fromを spam 判別に利用する (spam.qmail.jp)」という方法ですね。リンク先に書かれているように、この方法には

しかしながら、現在の SMTP の仕組みの中では送信者のドメインの正当な送信サーバを DNS だけでは知ることはできません。

以上、SMTP mail fromを spam 判別に利用する より

という問題があるのですが、それを知ることができる仕組みを作ろうという話のようで。

では具体的にどうするのかというと、「マイクロソフト、迷惑メール削減に向けた取り組みを披露 (enterprise.watch.impress.co.jp)」によると、

これは、あらかじめメール送信者がDNSサーバーにメールポリシードキュメントとして送信メールサーバーのドメイン名とIPアドレスを公開しておき、受信メールサーバーがメッセージごとに記述されている情報とDNSサーバーのドキュメントと照合することで、送信元のメールアドレスを偽る「偽装メール」かどうか判断するというもの。ドキュメントはTXTレコードにXML形式で記述されるため、「既存のメールシステムでも対応でき、将来的に拡張も可能。

以上、マイクロソフト、迷惑メール削減に向けた取り組みを披露 より

ということで、TXT レコードに XML データを突っ込むようです。

※しかし TXT レコードなんて存在自体忘れていました (言い過ぎ)。

関連する話題: セキュリティ / spam / メール / MTA

ホームオブハート話

子どもの人権救済、弁護士ら申し立て 栃木の施設で保護 (www.asahi.com)」。ちょっとイラクの陰に隠れてしまいましたが、個人的にカルト系のお話はチェックしているのでメモしておきます。

カルトといえば紀藤弁護士 (homepage1.nifty.com)ですが、この事件でもきっちり活動されているようです。ホームオブハートとToshi問題を考える (homepage1.nifty.com)というページがありますね。

関連する話題: 出来事

Mac でもウィルス

りゅうさんに情報をいただきましたので一応メモ : Mac OS Xの脆弱性を悪用し、MP3ファイルを装うウイルスが初めて登場 (internet.watch.impress.co.jp)

関連する話題: セキュリティ / コンピュータウィルス

建前で動ければ……

ほとんどの人が忘れていると思いますが、実は建前上は、占領に協力するために派兵しているわけではなくて、イラクの復興支援のための活動をしているだけということになっているはずですし、そもそも自衛隊は軍隊ではないので、この状況で「復興支援に協力できる状態じゃなくなりました、また来ます」と言って引き上げても問題はないはずなのです。そもそもが人を助けるための支援なのですから、他の人の差し迫った生命の危険があれば、そちらを優先することは十分にあり得るでしょう。「撤収する理由」としては「人の命を助けるため」で十分ですし、イラクの人たちも納得せざるを得ないでしょう。

しかし残念なことに、これはあくまで建前上の話で、実態はこれとは大きく異なっているわけです。軍隊であれば、絶対に「テロに屈することはできない」でしょうから、この状況で撤退することはできません。渋々派遣したのであればまだ撤退の筋が通る余地がありますが、小泉首相はいち早くアメリカの先制攻撃を支持するという旨の声明を出してしまっています。この人がどうにかならない限り、もうどうにもならないでしょう。

そしてもちろん、犯人側もそれを見越しているでしょう。

以下、日本軍事情報センター (www.kamiura.com)よりメモ。

昨日、サマワの宿営地近くに撃ち込まれたロケット砲弾は、着弾後にモウノウと白煙を出したという目撃情報があった。これは破裂しない発煙弾で煙を出すタイプである。ということは、この攻撃は日本人の人質作戦を行うために、注意や関心をサマワに集める陽動作戦であった可能性が出てきた。すなわち人質作戦は周到に準備され、極めて大きな組織的な犯行である可能性があるということである。

人質の今井君は昨年の札幌オフ会に参加し、劣化ウラン弾を質問した北海道・立命館高校(今年春に卒業)の生徒だった。いかにもまじめそうで、今年秋からロンドンの大学に留学する予定だった。非常に冷静でしっかりした人物と思っていたので、なんとか今回の窮地から脱してくれると期待している。

以上、日本軍事情報センター 最新情報 より

関連する話題: イラク戦争 / 思ったこと / 政治

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