2001年11月2日(金曜日)
在日米軍の意義
「日本には全く不要の筈の、アメリカの陸軍兵力が2000人も居るのを何な故ぜだと思いますか?」という問いに、誰も答えられない。「日本に再び発生するかも知れない軍国主義を抑えるため」と聞いて、ボクの心は半世紀もタイムスリップした。
以上、大橋巨泉の内遊外歓 より
ぐはぁ。
もちろん視点の一つに過ぎないのでしょうけれど、これは強烈ですなぁ。こんな馬鹿げた話が説得力を持ってしまうというところが、なんとも切ないです。
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クラスターボムのユーザビリティ
米軍、投下食糧パックの色を「青」に変更 爆弾混同問題 (www.asahi.com)。食糧パックの色を変えることで、ユーザビリティを向上させたようです。
なんか、笑うしかないと言うか。
タリバン自体はテロ犯ではないはず
見方がヘンかもしれないが、実際、空爆後は飛行機テロが発生していない。タリバンは犯行声明を出していないが、今度飛行機テロを実行したら、こんな空爆では済まないということ位は分かる筈。
以上、フィンローダさんのPhinloda's real underground page 10月30日 より
ふぃん様の言ってることにはたいてい説得力があるのですが、これはちょっと。
今度飛行機テロを実行したら
……って、では、今後誰も全く飛行機テロを実行しなかったとして、タリバンはどうなるのでしょうか。誰かが飛行機テロを実行しようがしまいが、アメリカはタリバンが壊滅するまで攻撃を続けるのではないかと思うのですが。で、テロ実行犯たちが「今度実行したらこんな空爆では済まない」と分かったとして、テロをやめるでしょうか。そもそも自爆テロなのですから、テロ実行犯たちは自分たちの命が脅かされても全く問題ないのでは。
むしろアメリカの空爆で「殉教」すると、天国で72人の処女妻(!)が待っていたりしてナイスだったりする可能性すらあるような気がします。
それから一番突っ込みたい点なのですが、そもそもテロをやったのはタリバンだと言われているのでしたっけ?
あのテロを実行したのはオサマ・ビンラディン氏率いるテロ組織アル・カイダだと目されているのでは。タリバンはそれを国内にかくまっているとして攻撃されているのであって、タリバン自体がテロをやったということにはされていないはずです。
本気でタリバン=テロ犯、と思っている人は多いような気がします。
アメリカは「テロ根絶のために」と言って攻撃しているわけですから、その目標がテロ犯であるというのが自然な流れであって普通はそう思うわけですが、実際には「テロをかくまってる奴らも同罪」という論理でタリバンは攻撃されているはずです。
同朋団、集団、ジハード団あたりを細かく研究した方がよさげかも
イスラム過激原理主義の思想と言うのは、メチャクチャ大雑把に言うとこんな感じっぽいです。
伝統的なカリフ社会を復活させようよ。
イスラムの法を守れよ。
神やイスラム者を尊敬しろよ。
異教徒がでかい顔をするのを許すなよ。
イスラムの敵と戦って殉教すると天国で幸せになれるぞ。
これをきわめて単純に理解しようとするならば、天皇制復活を目指し、君が代や日の丸を万人に強制しようとし、天皇を馬鹿にする市長には銃弾を打ち込み、外国人排斥を唱え、特攻精神を賛美する極右過激派を思い浮かべると近いような気がします。それを実行することで世の中が良くなる、と考えている点も同じです。
そう考えるだけなら別に良いのですが、過激派が過激とされるのは、それを他人にも強制しようとし、しかもそのために暴力を使うところです。
個人的には、ルクソール事件の後に「イスラム集団」が武闘停止を宣言したあたりのいきさつに興味があります。このへんもう少し研究すると、解決策らしきものも見えてくるのではないかと思っているのですが……。
当然ですが、イスラム原理主義にも穏健派という人々がいるわけで、みんながみんな過激テロリズムを支持しているわけではないのです。念のため。
Host: の謎
更新: 2001年11月2日
Another HTML-lint gateway の HTTP 要求ヘッダに Host: が追加されたという話なのですが、これが私の中では大きな謎だったりします。というのも、Name based virtual domain なサーバのリソースは前からチェックできていたのです。たとえば問題のえび日記も、Host: を送らないと
GET /~bakera/shadow-zero/diary/ebi HTTP/1.0
HTTP/1.1 302 Found
Date: Fri, 02 Nov 2001 04:39:42 GMT
Server: Apache/1.3.20 Sun Cobalt (Unix) mod_ssl/2.8.4 OpenSSL/0.9.6b PHP/4.0.3pl1 mod_auth_pam_external/0.1 FrontPage/4.0.4.3 mod_perl/1.25
Location: http://www.web50.net/~bakera/shadow-zero/diary/ebi
Connection: close
Content-Type: text/html; charset=iso-8859-1
こんなのが返って来てボツなのです。なのに Host: が追加される前からチェックできていたという……。
どうして?
※追記: これは LWP が勝手に指定してくれるためです。
関連する話題: HTTP / Another HTML-lint / LWP
About: えび日記.html
本当だ、えび日記って読めるじゃん。日記ブラウザの指定が良くないのか、正しいけどもじらが悪いのか、どっち。
以上、くろはたさんの過ぎ行く今は星の瞬き より
がーん。text/xml と text/html のコンテントネゴちゃんなんですが、サポート掲示板のやりとりとか読まれていないのでしょうか。
ちなみに当初はちゃんと XHTML1.1 なリソースを出力していたのですが、アンテナ側が UTF-8 を読めないと言うことだったので US-ASCII にしようと思ったら xsl:output method="xml" だと encoding に何を指定しても何故か UTF-8 になってしまうという罠があり、泣く泣く method="html" にして US-ASCII 版を生成しています。
ただし、XSLT の側は本来 XHTML1.1 になることを想定しているものなので、出力されているのはかなり謎なマークアップになっています。また、HTML 版は手動で生成しているのでつくるのが面倒です。というわけで、しばしば更新はサボられます。
IE6以降、あるいは IE5以降 + MSXML3.0 の人には XML 版をオススメします。
というか、text/xml が処理できないブラウザなら、Accept: text/html で要求してくれれば HTML 版が配給されるようになっているのですが……。
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