ばけらの HTML リファレンス(未完成)

共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;

tdの解説

td要素は、table内の個々のセルを表します。th要素が見出しのセルを表現するのに対して、td はデータのセルを表します。

rowspan属性と colspan属性 は、それぞれ行方向、列方向にまたがるセルを作ります。たとえば colspan="2" を指定すると、そのセルは２列にまたがることになり、二つのセルが連結した形になります。0 を指定すると、そのセル位置から列グループ／行グループの端までが指定されたことになります。たとえば 10列あって列グループの指定がない表があったとして、3列目のセルに colspan="0" を指定すると、colspan="8" が指定されたのと同じになります。同じ表が 5列ずつ二つの列グループに分かれていたとすると、3列目のセルの colspan="0" は colspan="3" と同じになります。

……が、ブラウザによっては 0 の値をうまく解釈せず、1 とみなしてしまうものがあるようです。

align属性は水平方向の文字揃えを、valign属性は垂直方向の文字揃えを規定します。col要素や colgroup要素に指定すると、列全体に align が継承されるので楽です。align="char" は char属性と合わせて使い、char属性で指定した文字を同じ位置にそろえます。たとえば、数値表で小数点の位置をそろえるのに使用します。char 省略時には小数点が揃えられます。charoff属性を使うと、その揃え文字がセル内のどの位置に置かれるかピクセル数か % で指定することができます。

nowrap属性はセル内での改行を禁止します。横スクロールバーを生み出す元凶となりますので使うべきではありませんし、使うとしてもスタイルシートで代用できます。この属性は非推奨です。

width属性と height属性はセルの横幅、縦幅を指定しますが、width は th や td ではなく col要素や colgroup要素に指定すべきです (HTML3.2 にはこれらの要素がなく、各列の横幅は th や td の width で指定するしかありませんでした)。また、セルの高さはデータ量によって自動調整されますから、height属性は指定すべきではありません。これらはいずれも非推奨です。

td の中にはデータが入りますが、インライン要素もブロック要素も入れることができます。td の中にまた別の table を入れて、table を入れ子にすることもできます (する人がいるかどうかはともかく)。