abbr属性
属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
abbr | 4.0, X1.0, X1.1 | %Text; | #IMPLIED | abbreviation for header cell |
abbrの解説
abbr属性は、表の見出しセルに略称を指定するのに使用します。
読み上げの環境で表を読み上げる際、ただ順番に読むだけではなく、いろいろな読み方を指定できる場合があります。データを読む際に、そのデータに対応する見出しセルの内容を読ませるような指定もできたります。
そのような場合、同じ見出しセルの内容が何度も読み上げられることになります。
たとえば、以下のような表があったとして……。
ユニットの名称 | 物理攻撃力(AT) | 魔法攻撃力(MAT) | 回避率(CEV) |
---|---|---|---|
兵士 | 6 | 5 | 5 |
魔導兵 | 4 | 7 | 5 |
対応する見出しセルを読むモードでは、これは「ユニットの名称:兵士、物理攻撃力(AT):6、魔法攻撃力(MAT):5、回避率(CEV):5」「ユニットの名称:魔道兵、物理攻撃力(AT):4、魔法攻撃力(MAT):7、回避率(CEV):5」……というふうに読んで行くことになります。比較的長い見出しの内容が何度も読まれることになって冗長です。
実は見出しの括弧内に書いてあるのは項目の略称なのですが、それだけではユーザエージェントにそれが略称であるということは分かりません。このような場合、見出しセルに abbr 属性を使って以下のようにマーク付けすると良いでしょう。
<thead>
<tr>
<th abbr="名称">ユニットの名称</th>
<th abbr="AT">物理攻撃力(AT)</th>
<th abbr="MAT">魔法攻撃力(MAT)</th>
<th abbr="CEV">回避率(CEV)</th>
</tr>
</thead>
こうするとちゃんと略称であることが伝わりますので、「名称:兵士、AT:6、MAT:5、CEV:5」のように読んでもらうことが期待できます。
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