ins要素
要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
---|---|---|---|---|---|
ins | 4.0, X1.0, X1.1 | 必須 | 必須 | body | (%flow;)* |
属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
cite | 4.0, X1.0, X1.1 | %URI; | #IMPLIED | URI for source document or msg |
datetime | 4.0, X1.0, X1.1 | %Datetime; | #IMPLIED | Datetime |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;
insの解説
文書が修正され、挿入された部分を表します。
これは変わり種の要素です。body要素内のどこにでも(bodyの子要素の中にも孫要素の中にもひ孫要素の中にもそのまた子要素にも……)書くことができ、その場所によってブロック要素としてもインライン要素としても振る舞うことができるのです。
しかし、たとえばこのような例は駄目です。
<p>
段落の中で……
<ins>
<div>ブロックを挿入しました。</div>
</ins>
</p>
p要素の中にはインライン要素しか入れられませんから、p の中の ins もインライン要素として振る舞います。よって、div要素を入れることはできません。
要するに、<ins> や </ins> などのタグを削除しても、HTML のマークアップとして不正でないようになっていなければならないということです。ですから、こんなのも駄目です。
<ul>
<ins>幻の lh 要素の代わり!?</ins>
<li>リスト項目なのです。</li>
</ul>
<ins> と </ins> を消すと、ul要素直下にテキストがあることになり、不正なマーク付けとなります。
cite属性 は、変更点の引用もと URI を示すものです。どのサイトを参考にして変更したのか、ということを示したり、変更事由を記した文書にリンクしたりするのに使います。簡単な変更事由なら title 属性を使って記すこともできます。
datetime属性 は、変更のあった日時を示します。たとえば 1975-09-21T23:15:30+09:00 のように、大文字の T で日時と時間を区切り、末尾にはタイムゾーンを示します(日本は +09:00。標準時なら大文字の Z をつけます)。
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