del要素
要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
---|---|---|---|---|---|
del | 4.0, X1.0, X1.1 | 必須 | 必須 | body | (%flow;)* |
属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
cite | 4.0, X1.0, X1.1 | %URI; | #IMPLIED | URI for source document or msg |
datetime | 4.0, X1.0, X1.1 | %Datetime; | #IMPLIED | Datetime |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;
delの解説
文書が修正され、削除された部分を表します。用法は ins要素と全く同じです。ins要素の項を参照してください。
なお、del要素には、ins要素にはないアクセス性上の注意点があります。たとえば、以下のようなマークアップがあったとします。
<p>大幅値下げ! 特価<del>800</del>500円!</p>
del要素としてマーク付けされている「800」は、削除されたものです。多くの視覚系ブラウザは、これに打ち消し線を引いて表現します。
しかし、環境によっては「打ち消し線」のような表現ができない場合があり得ます。その場合、これは500円ではなく、800500円であるように見えてしまうかも知れません。
※del要素に display: none を指定している場合でも、スタイルシート無効の環境があり得ることに注意しましょう。
「挿入」が伝わらなくても大きな害はない場合が多いと思いますが、「削除」が伝わらないと、これは全く異なる意味に理解されてしまいます。
このような事態を避けたいのであれば、削除項目を示すのに del要素だけを使用するのは避けて、文言レベルで「削除」と分かるような表現をするようにした方が良いでしょう。
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