a要素
| 要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
|---|---|---|---|---|---|
| a | 2.0, 2.x, 3.2, 4.0, X1.0, X1.1 | 必須 | 必須 | %special; | (%inline;)* -(a) |
| 属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| name | 3.2, 4.0, X1.0, X1.1 | CDATA | #IMPLIED | named link end |
| href | 3.2, 4.0, X1.0, X1.1 | %URI; | #IMPLIED | URI for linked resource |
| hreflang | 4.0, X1.0, X1.1 | %LanguageCode; | #IMPLIED | language code |
| type | 4.0, X1.0, X1.1 | %ContentType; | #IMPLIED | advisory content type |
| charset | 4.0, X1.0, X1.1 | %Charset; | #IMPLIED | char encoding of linked resource |
| rel | 3.2, 4.0, X1.0, X1.1 | %LinkTypes; | #IMPLIED | forward link types |
| rev | 3.2, 4.0, X1.0, X1.1 | %LinkTypes; | #IMPLIED | reverse link types |
| shape | 4.0, X1.0 | %Shape; | rect | for use with client-side image maps |
| coords | 4.0, X1.0, X1.1 | %Coords; | #IMPLIED | for use with client-side image maps |
| tabindex | 4.0, X1.0, X1.1 | NUMBER | #IMPLIED | position in tabbing order |
| accesskey | 4.0, X1.0, X1.1 | %Character; | #IMPLIED | accessibility key character |
| title | 4.0, X1.0, X1.1 | %Text; | #IMPLIED | advisory title |
| target | (4.0), (X1.0) | %FrameTarget; | #IMPLIED | render in this frame |
| urn | CDATA | #IMPLIED | Permanent address of destination | |
| methods | NAMES | #IMPLIED | Operations on destination (advisory) | |
| onfocus | 4.0, X1.0, X1.1 | %Script; | #IMPLIED | the element got the focus |
| onblur | 4.0, X1.0, X1.1 | %Script; | #IMPLIED | the element lost the focus |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;
aの解説
HTML の真骨頂、ハイパーリンクを実現するための「アンカー」を表す要素です。href属性に飛び先の URI を指定することで、ハイパーリンクの出発点を示します。
また、name属性でハイパーリンクの終着点を示すこともあります。id属性も同じように使われますが、HTML4 では name よりも id の仕様が推奨され、XHTML1.1 では name 属性が無くなりました。なお、一つの a要素に href と name と id の全てを指定することも、何の属性も指定せずに使うこともできます。
ハイパーリンク先のリソースは、別に HTML文書でなくても構いません。PNG画像、ZIP書庫、XML文書、何でもありです。呼び出されたリソースがどう扱われるか (表示するのか、ダウンロードするのか、外部アプリケーションを起動するのか) はリンク先リソースの MIME タイプとブラウザの設定によりますが、type属性を指定しておくと MIMEタイプを明示することができます。
他にも hreflang でリンク先の言語コード、charset で文字符号化方式を明示することができます。ある URI で示されるリソースが一つの言語で提供されているとは限らないことに気をつけてください。hreflang の値によって表示されるものが違うこともあり得ます。
title属性を指定すると、そけはおおむねリンク先のタイトルを意味すると解釈されるでしょう。HTML4 ではほとんどの要素に title属性がありますが、実は a要素には HTML2.0 の時代から title属性がありました。
accesskey属性は、そのアンカーにショートカットキーを設定します。キーボードで操作する際には、この属性が設定されていると非常に助かりますので、めぼしい (よく使われる) ものだけでも設定しておくと良いでしょう。accesskey="N" としておくと、Windows 環境なら Alt+N キーでそのリンクを辿ることができます。
shape と coords は、クライアント側イメージマップのための属性です。HTML4.0ではAREA ではなく A を使ってクライアント側イメージマップを作ることができます。この方法は area要素 を使う方法に比べて互換性に優れているのですが、対応しているブラウザは少ないようです。
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