新生鳩丸掲示板♯

bakera.jp > 新生鳩丸掲示板♯ > [8986] Re:「数学的帰納法を用いたパズル問題」

記事個別表示 (8986)

[8986] Re:「数学的帰納法を用いたパズル問題」

ゴマフ犬 (2016年6月4日 7時59分)

はじめまして。

5年も前の記事に失礼いたします。

この問題は私も数年前に大学の授業で紹介されて、疑問に思った部分があったので、今更ながら調べてみるとこのブログに行き着きました。

私が当時の大学の授業で思ったことは、数学的帰納法を使うには前提が足りないということです。

「全ての妻は合理的な思考ができるものとする」(大学の授業では「妻たちは十分賢いものとする」だったと思いますが)と言う前提があって、それによって、妻たちが数学的帰納法を用いて、他の妻たちの(こちらも数学的帰納法や背理法を用いた)行動を判断するはずだという形になっていると思います。

でも他の妻が数学的帰納法や背理法を用いた考えをするという予測をするためには「他の妻たちは十分賢いものとする」ということをその妻が知らなければいけませんし、その他の妻たちが数学的帰納法を用いて行動するにも「その他の妻たちは十分賢いものとする」と言うことを知らなければいけないと思います。

なので、「妻たちは十分賢いと言うことを妻たち自身が知っている。」という条件と「それを妻たち同士が知っていると言うことを妻たちは知っている」と言う条件などがなければ話が通じないと思います。

要は、私たちのような外側の人間が数学的帰納法を考えるように、十分賢い妻たちも同様に数学的帰納法を考えるはずだという論法なのだと思うのですが、上の2つなどの条件がなければ、私たちと妻たちで得ている情報が違っていて、同じ思考が成り立たないのではないか?ということです。

如何でしょうか?

コメントフォーム

※広告や宣伝の書き込みはご遠慮ください。

:

:

:

最近の日記

関わった本など