楽天Webディレクション&デザイン2009: 楽天グループ、RIA表現への取り組み
2009年11月28日(土曜日)
楽天Webディレクション&デザイン2009: 楽天グループ、RIA表現への取り組み
公開: 2009年12月9日14時25分頃
twitterの話に引き続き、「楽天グループ、RIA表現への取り組み」。スピーカーの竹部さんは普段はIA(情報設計)の話をされることが多いそうですが、今日はRIA推進の立場でのお話でした。
時間が押していたためか話のペースがかなり速く、手元のメモもだいぶ歯抜けです。
チームのミッション
- 1. richUIの検討 : サービスUX向上、バックオフィス作業負荷軽減
- 2. 事例共有、ノウハウ蓄積 : 共有方法の模索・勉強会の開催
- 3. 効果測定・課題点 : SiteCatalystの導入、SEO・アクセシビリティの標準化、標準コンポーネントの整備
RIAに期待すること
- ユーザビリティとマネタイズ : 「儲からないでしょ?」→儲かるUX、概念モデルと行動モデルの乖離
- 新しいユースケース : AIR・Silverlight / 番組中でその商品を買わせる、GPSでレコメンド、などの新しい試みも出てきている
- Flex : ファッションサイトのデモ / 画面遷移に費やしていた時間を、なにを買おうか悩む時間に
- 楽天アフィリエイトで商品を出すパーツのUIをリッチなものに変更したところ、CVRが2.3倍になった
社内での共有
- SharePointを利用
- デザインパターンの事例を共有
課題点と今後の取り組み
- UXの評価方法。事前にROI(投資対効果)を示せるのか
- 定量評価なのか、定性評価なのか
- 「今はお金がないからお気に入りに入れました」→購入していないが評価すべき
- RIA開発の標準化 : UI・インタラクションのコンポーネント / UXガイドラインの整備 / マルチデバイス対応
Q&A
- Q. IAとして意識していることは? → ナビゲーション部分。RIAは画面遷移が発生しないので、アニメーションなどでユーザに説明する。
全体的には、これからという印象。そもそも楽天とRIAとが結びつくイメージがあまりないかもしれませんが、実は楽天もRIAC (www.ria-jp.org)の会員企業 (www.ria-jp.org)なのですよね。
楽天グループでは数値が重視される傾向にあるようですが、RIAの導入でどれだけ数字(売上)が出るのか定量的に予測することはなかなか難しいようで、その点が大きな課題となっているようです。
つづきます: 月間50億PV、社内ユーザー1000人のアクセス解析で分かったこと
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