届出状況2008Q4
2009年1月26日(月曜日)
届出状況2008Q4
公開: 2025年1月15日18時15分頃
出ました、ソフトウエア等の脆弱性関連情報に関する届出状況[2008年第4四半期(10月~12月)] (www.ipa.go.jp)。
2008年第4四半期(2008年10月1日から12月31日まで)のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は、ソフトウェア製品に関するもの60件、ウェブアプリケーション(ウェブサイト)に関するもの1,430件、合計1,490件でした。
ウェブアプリ1,430件!? なにやら大変なことが起きているようで。受理に20日くらいかかったりするのも、まあ仕方ないのかもしれませんね。
「脆弱性対策後のアンケート」などという話が興味深いです。
また、脆弱性対策後のアンケートに回答があったウェブサイトのうち、上場会社、地方公共団体、政府機関などは、ウェブサイト開発時に8割近くが「セキュリティ対策を行った」と回答があったにもかかわらず、脆弱性が発見されています。脆弱性は日々新たに発見されています。セキュリティ対策は開発時のみに行うのではなく、定期的な脆弱性検査を行う必要があります。
「対策」の内容が気になりますね。実装する人に対して「適切なセキュリティ対策を行うように」などと抽象的なお願いをしているだけだったりしませんかね? 適切な対策って意外にできないものです。
※恐ろしいことに、「御社で実施しているのセキュリティ対策を教えてください」という質問に対し、明らかに実施していない「対策」を回答してくる会社も存在します。ぱっと見ではそれっぽいので、実際の対策に詳しい人でないと嘘を見抜けません。
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