2004年4月28日(水曜日)
PS2版ドラクエ5はじめました
先日ドラクエ5の話をちょっと書いたのですが、たいの人さんに貸して頂きました。ありがとうございます。
で、早速プレイ。なるほど、いきなりフローラとすれ違うのね……。
SFC 版との変更点はたくさんありますが、見逃しがちでかつ重要なのは「仲間との会話」の存在だと思います。誰もいないところで「はなす」を実行すると仲間と話せるのですが、町の人と話すごとに違うコメントをしてくれたりするのでなかなか面白いです。良く作ったなぁ。
今日の全滅:
- レヌール城が激しく変わっていて、迷いまくったあげくにナイトウィスプのルカニ+打撃で昇天。ビアンカは生きていたのですが、幼年期は自分が気絶すると駄目みたい。
- カパーラナーガ×6につめたいいきを連打されて昇天。ベラさん、ギラ使おうよ……。
そんなこんなで妖精の国を終えたところまで。
関連する話題: ゲーム / スクウェア・エニックス / ドラクエ5 / ドラクエ
自己責任論とか
「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見 (www.asahi.com)。記事の見出しは微妙ですが……。
渡辺さんは、先に拘束された高遠菜穂子さんら3人の家族が、武装勢力が解放の条件とした「自衛隊の撤退」を政府に求めたことがバッシングにつながったと指摘。「家族が助かることを望むのは正当な権利。それを政府に反対する政策を主張していると受け取り、ゲリラの代弁者のように扱った」と批判した。
以上、asahi.comの「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見 より
これは非常に冷静な分析だと思います。そもそも、この時点で家族に冷静さを期待するのは無理な話だと思いますし。
逆に開口一番「撤退はない」と言った人がいたからこそ「そりゃないだろ」という発言が引き出されたのではないか、という気もしています。端から見ればなんてことないのでしょうが、家族にしてみれば「人質は見殺しにする」と言っているも同然に思えたのではないかと……。
安田さんは、実家を取材に訪れた記者に家族が「息子をイラクに送った親の責任をどう考えるのか」と質問されたのを例に挙げ、「自己責任という言葉がどこまで考えて使われているか注意しないといけない」と話した。
以上、asahi.comの「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見 より
「自己責任」という言葉の意味という話で、自己責任論というのは実は無責任論だ……という話を思い出しました。いや、あんまりちゃんと思い出していないですけれど。
※確か PL法かなにかについて論じた論文だったような気がしますが、7~8年以上前の話でかなりうろ覚え。
たとえば、「この製品は自己責任で使用して下さい」という注意書きがあったとします。使った人が責任を取る、と言えば聞こえが良いのですが、これは実は「事故が起きても製造者は責任を取りません」ということに他なりません。「自分のしたことには自分で責任を持つ」というのは、裏を返せば「他人のしたことには責任を持たない」ということでもあり、後者の方こそが本質です。何か事故が起きたときに誰も責任を取らないので、誰も責任を取らなかった結果として被害者自身が全ての責任を負うより他なくなるのです。これを自己責任、もしくは泣き寝入りと言います。自己責任を求めるというのは、被害者に泣き寝入りを求めるということとイコールです。
……というような話だったような気がしていますが、とにかくうろ覚え。
フリーソフトウェアが無責任なのは別に良いと思います。使う方もお金を払っていない訳ですから。
しかし国民は政府に税金を払っていますので、政府が簡単に自己責任などという言葉を発すると、「じゃあ税金払わなくて良いですか?」と思ってしまうわけです。国民の生命や身体の安全を守るのは政府の責務であり、私たちはその責務を果たしてもらうために税金を払っていたのではないのでしょうか? こういうときに政府が国民の生命・身体の安全に対して責任を持たないのだとすると、何のために納税の義務を果たしていたのか分からなくなってしまいます。
……ちなみに、余談かつ不謹慎な話ですが書いてしまうと、実は個人的には以下のようなシナリオになったら面白いなと思っていました。
家族の方が「請求されたら一生かかってでも支払います」と宣言してしまう
政府が本気で救出費用の支払いを求める
面白いというのは文字通りの意味で、完全に野次馬的な話です。私の興味は以下のような点にあります。
請求の根拠。……お金を請求するとして、それは法的に言ってどういう性質の請求となるでしょうか? 不法行為による損害賠償請求というのは無理でしょうし、家族と政府との間で「有償で救助する」という旨の契約が成立したと見るのも無理があります 。どういう名目で請求するのか興味深いです。
※家族は政府に「助けてくれ」と求めたかも知れませんが、有償であるという認識をした上で助けを求めたと見ることはできないでしょう。通常、警察・消防などによる救助活動は有償ではありませんので、政府の活動は有償だと認識しろというのも無理な話です。
請求金額の根拠、すなわち明細。……請求する以上は、何にどれだけかかった、という明細を出して金額に根拠を与える必要があるでしょう。具体的に政府がどのようなことをして、それぞれにいくらかかったのか、その明細を見たいです。これは請求するしないにかかわらず出して欲しい気がしますが、出てこないんだろうなぁ。
お金を支払えるのかどうか。……個人が億単位のお金を払うのは無理なように思えますが、このような話になったら支援運動が起きるのはほぼ間違いないでしょう。外国のメディアも注目しているようですので、世界規模で募金が集まる可能性があります。どのくらい集まるのか、興味深いです。
まあ、負担を求めるとか言う話はいつの間にか立ち消えになったような感じなので、このような興味が満たされることはないでしょう。それはそれで幸いなことです。
※2004-05-12追記 : 支援運動は既に起きていたようです。「人質支援運動について補足」を参照。
目隠しされ、武装勢力に連行された民家では、子どもがお茶を運んできた。「生活の場で処刑されることはないだろう」と安心した。食事も山盛りのご飯や新鮮な野菜などが与えられたという。
安田さんは「(駐留米軍に)抵抗しているのは一部のテロリストやフセイン前政権の残党と言われるが、私たちが接した範囲では、地域住民が自分たちの社会や生活を守るために戦っている印象を受けた。レジスタンス(抵抗運動)と言ってもいいのではないか」と振り返った。
以上、asahi.comの「自己責任」問う声に反論 イラクで拘束の2人が会見 より
これは興味深いお話です。確かに、ビデオ映像が流れた当初から、犯人グループのそこかしこが素人っぽいという指摘はされていました。プロのテロリストではない、ということなのでしょうね。日本では自動小銃やロケットランチャーを入手するのは極めて困難ですが、イラクではそうでもないようですし……。
関連する話題: イラク戦争
「アドレス変更しました♪」100通突破
しばらく前から大量に来ていた「アドレス変更しました♪」という spam が今日もまた 4通ほど来ており、これをもちまして見事 100通を突破いたしました。おめでとう!
……って、いったい何がめでたいのやら……。
関連する話題: spam
- 前(古い): 2004年4月27日(Tuesday)のえび日記
- 次(新しい): 2004年4月29日(Thursday)のえび日記