classid属性
属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
classid | 4.0, X1.0 | %URI; | #IMPLIED | identifies an implementation |
この属性を持つ要素 …… object
classidの解説
object要素に classid属性を指定すると、そのオブジェクトを再生するための実装を具体的に指定することができます。
object要素で指定されているのが PNG 画像などであれば、再生するための実装はブラウザにとって既知であり、かつ特定の実装に依存しないため、この属性は特に必要ありません。しかし object の種類によっては、特定の実装を指定する必要がある場合があります。
たとえば、Shockwave Flash Object (SWF) を再生できるのは Macromeida の Flash Player だけではなく、Apple の Quick Time Plugin でも再生可能です。しかし Quick Time ではアクションスクリプトの再現に問題があるため、あくまで Flash Player でだけ再生させたいということがあります。そのような場合は、
classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000"
のように指定すると、Macromedia Flash Player で再生されることが期待されます。
なお、この属性値の値は %URI; ですが、実際には前述のように clsid: で始まる文字列が使用されます。clsid: というスキームは URI のスキームとして正式に定義されているわけではなく、仕様上はあくまで謎の何かでしかありませんが、まあ事実上は問題なく使用できているようです。
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