品川駅で新幹線に乗る話(3) 車内編
2003年10月25日(土曜日)
品川駅で新幹線に乗る話(3) 車内編
安全柵が開いて、やってきましたひかり 269号。
ほぼ満席。外からちらりと見ただけで、ほぼ満席状態であることが見て取れます。つまり、品川から乗ろうという人より東京から乗る人の方が圧倒的に多いということですね。自由席の場合は始発から乗ることに重要な意味がありますが、指定席にはそんな事情はないわけで、もっと品川から乗る人が多くても良さそうな気がするものですが……。
これを見て、一瞬「座れるだろうか」と思ってしまったわけですが、指定席ですから座れるに決まっています。ということで乗り込んだのですが……。
座れないじゃん。
そこには立派な口ひげの紳士の方が座っていらっしゃいました。しかも今何をなさっているかと申しますと、これがまた弁当をもりもり食べていらっしゃる真っ最中のようでして。切符を見て席の表示を見て、何度も確認したのですが、やはりそこが私の席に間違いありません。
隣の通路側の席が空いているので、その席の人がちゃっかり窓際に座っているのかもしれません。であれば私が通路側に座れば問題は特にないのですが、ひょっとすると全く違う席と間違えられているのかも知れず、だとすると私が他人の席を占領することになるわけで、それはそれでマズいことになります。
とまあ、そんなことを考えつつ「すみません私その席だと思うんですが」などと声をかけると、紳士殿、「すみません」と何度も謝りつつ席を替わってくれました。弁当を食べている真っ最中に申し訳ないことをしましたが、まあ仕方ないか……と思いつつ窓際に陣取る私なのでした。
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