水無月ばけらのえび日記

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おかしい人が

2001年11月8日(木曜日)

おかしい人が

靖国訴訟の原告団が抗議 首相の「話にならんね」発言 (www.asahi.com)。原告団が怒っているのは、「話にならん」という発言より、むしろ「おかしな人がいる」という発言なのでは。

小泉総理大臣は靖国参拝の問題点を理解した上でそれでもあえて参拝したのかと思っていたのですが、実はそもそも問題点を全く理解しておらず、なんも考えずに参拝したのだということがこの発言から明らかになったことだなあ、などと感慨にふける私なのでした。

原告団は「裁判を受ける基本的人権に対する侵害」だという訳のわからないことを言っている。もしかして実は奥の深い問題で、小泉首相が裁判所に対して、裁判を行わないように行政圧力をかけたというような事実でもあるのだろうか? それなら訳は分かるが。

以上、フィンローダさんの今日の戯言 より

むしろそのとおりで、首相が「おかしな人たちがいる」「話にならない」という発言をすること自体が圧力になっているという主張なのではないでしょうか。

Aするな」と主張するのと、「Aする奴はBだ」(Bには否定や罵倒の語が入る)と主張するのは同じことです。「Aする奴はBだ」ということは、「Bだと言われたくなければAするな」ということでもありますから、Bに誰もが言われたくないであろう罵倒の言葉などが入れば、「Aするな」と言っているのと結局は同じことになります。

※もちろん、こちらにはそれを守ってやる義務などないわけですが。

あえてはっきり書いておきますが、ここで私は、「○○と言う奴は馬鹿だ」などと言って論争相手の人格を攻撃する行為は、相手の言論を封殺しようとする行為なのだと指摘しています。論争相手を中傷しながら自分は「言論の自由だ」などというのはちゃんちゃらおかしいと言っているのです。

こんな事はわざわざ書かなくても分かると思いますが、「お前の言ってる○○はおかしい」と言うのと、「○○と言ってるお前はおかしい」と言うのとは違います。念のため。

※基本的に、私が「わざわざ書かなくても分かる」と思ったことは、わざわざ書いたりしていません。もし私の言っていることが理解できなかったら、質問してください。ひょっとしたら「わざわざ書かなかった」ことについて説明するかもしれません。

関連する話題: 思ったこと / 政治 / 思想 / 論理 / もののけ / フィンローダさん

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