2010年12月18日(土曜日)
アステカの儀式をやめさせるのは簡単ではない
公開: 2010年12月25日21時15分頃
こんなツイートが。
ふと思い出したのは、アステカの話です。
14世紀~16世紀頃の中央アメリカに栄えたアステカ文明では、いわゆる人身御供、人間を生贄に捧げる儀式が行われていたと言われています。アステカの人々は、生きた人間の心臓を太陽に捧げなければ、太陽が消滅して世界が滅んでしまうと信じていたと言います。
この生贄は、現在の私たちの目には必要のないものに見えます。しかし、仮に私たちが「この儀式には意味がない」と諭したとして、彼らは儀式をやめたでしょうか。おそらく、「儀式をしなければ世界が滅ぶ」と言って強く抵抗されたはずです。その教えを強く信じている人たちに、儀式をやめさせることは非常に難しいことだと思います。
これは何百年も前のアステカ文明の話ですが、現在も似たような話はあちこちにあるような気がしています。「やめたら大変なことになる」という恐怖に支えられた信仰を取り除くことは、現在の科学の力を持ってしても非常に難しいことだと思います。
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