2002年1月23日(水曜日)
ココだけの話
更新: 2002年1月23日
「クレイフィッシュはもう終わりか? (slashdot.jp)」……ここだけの話ですが、ホームディレクトリの名前が顧客のドメイン名で、その上のディレクトリが World Readable になっていたりすると、ls の結果を片っ端から whois するだけで顧客リストが完成したりします。whois は実に簡単なプロトコルなので、whois コマンドが無くてもスクリプトを書けば楽勝。InterNIC なら代表者の名前や電話番号まで拾えますから、それはさくっと持って行かれるでしょうなぁ。
ちなみに私はそこまではやっていないので念のため。むしろ エラーメール日記 (www.st.ryukoku.ac.jp)の 2001.02.07 にあるようなむちゃくちゃな事になってたりしたのがまずかったような気もしますし。
※追記: というか、やっぱりサポートが悪すぎ。もうしがらみもないので書いておくと、ドメイン変更申請を出しているときに光通信からの引き継ぎが発生し、その際に何とその書類を完璧に紛失された経験があります。しかも、その件は特殊な方法でクレーム処理したらしく、その後の問い合わせではそのドメイン移転の記録がデータベースに登録されていないことが判明……。無茶苦茶。
- 「ココだけの話」にコメントを書く
関連する話題: サーバ
レガシーモジュールの意義
「レガシーブラウザとの互換性のため」にレガシーモジュール (www.w3.org)を組み込む場合、SYSTEM 識別子の後ろに実体宣言や要素宣言、属性宣言を書くことになります。ところが、ほとんどのブラウザは mdo の中で mdo が現れる入れ子を認識せず、宣言の一部を表示してしまったりします。
つまり、「レガシーブラウザとの互換性のため」にレガシーモジュールを組み込むと、レガシーブラウザと互換性の無い文書型宣言になるわけで、全く意味がありません。組み込まずに未定義のマークを使ってしまった方がずっとマシです。もちろん XHTML の仕様が考えている方向は明確で、
The Legacy Module defines elements and attributes that were already deprecated in previous versions of HTML and XHTML, and remain deprecated in XHTML Modularization. Markup language authors should no longer use these elements and attributes.
以上、http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization/abstract_modules.html#s_legacymodule より
と書いてあるとおりです。レガシーモジュールは実用に供するようなものではなく、あくまで参考程度のものでしかありません。
- 前(古い): 2002年1月21日(Monday)のえび日記
- 次(新しい): 2002年1月24日(Thursday)のえび日記