noframes要素
※この要素は HTML4 や XHTML1.0 では非推奨とされています。
要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
---|---|---|---|---|---|
noframes | (4.0), (X1.0) | 必須 | 必須 | frameset, %block; | (body) -(noframes) |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;
noframesの解説
この要素は frameset要素の中で使い、フレームに対応していないブラウザのための代替文書を記します。その中身は body要素そのもので、noframes の中に文書本体を丸ごと書くことができます (ただし、この中でさらに noframes 要素を使うことはできません。まあ、使う人がいるとも思えませんが……)。
そもそもフレームに対応していないブラウザでは、<frameset> や <noframes> が全て無視されて、noframes の中身が表示されることになります。フレーム機能をオフにしている場合も同様です。
普通は、noframes の中にはフレーム化した文書へのリンクを作っておきます。たとえばこのように。
<frameset cols="128,*"> <frame src="menu.html" name="menu" title="ナビゲーションメニュー" longdesc="../descript/leftframe.html"> <frame src="bakera.html" name="main" title="メイン画面" longdesc="../descript/rightframe.html"> <noframes> <body> <h1>bakeranow!</h1> <h2>作家・水無月ばけらのサイト</h2> <ul> <li><a href="menu.html">メニュー</a> <li><a href="bakera.html">bakera now! 本文</a> </ul> </body> </noframes> </frameset>
こうしておけば、フレームが利用できない環境でも個々の文書が利用できます。間違っても、「フレームが使えない人は帰って下さい」なんて書かないようにしましょう。
※フレームが使えないのは音声環境やテキストブラウザだけではありません。意外な盲点がサーチロボットです。Google の検索結果に「フレームが使えるブラウザで見て下さい」と書かれてしまっているサイトはたくさんありますが、かなりかっこわるいです。
どういうわけか、昔は市販の解説本の多くがこの要素を noframe (Sなし) と解説していました。ついでに言うと、この要素を HTML 直下に書くものと解説している本もたくさんありました。いずれも誤りですので気をつけましょう。
body要素内の noframes
実は、HTML4 Transitional では通常の文書の body要素内でも noframes を使うことができます。この内容は、フレームに対応していないブラウザや、フレーム機能をオフにしているブラウザで表示されます。
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