font要素
※この要素は HTML4 や XHTML1.0 では非推奨とされています。
要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
---|---|---|---|---|---|
font | 3.2, (4.0), (X1.0) | 必須 | 必須 | %special;, %pre.exclusion; | (%inline;)* |
属性名 | バージョン | 属性値 | 既定値 | 備考 |
---|---|---|---|---|
size | 3.2, (4.0) | CDATA | #IMPLIED | [+|-]nn e.g. size="+1", size="4" |
color | 3.2, (4.0) | %Color; | #IMPLIED | text color |
face | 3.2, (4.0) | CDATA | #IMPLIED | comma-separated list of font names |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;
fontの解説
物理的なフォント指定を行う要素です。HTML4 では非推奨となっています。
size属性は文字のサイズを指定します。絶対指定と相対指定が可能です。絶対指定では 1~7 の自然数を指定し、数が大きいほど大きな文字になります。size=3 で、FONT 指定がないときの文字サイズと同じになります (basefont の指定がなければ)。相対指定では +1, -3, などの相対値を指定しますが、1~7 の範囲でしか変化しません。+20 などを指定しても size=7 と同じになります。
文字のサイズを変更するなら、この要素ではなく big要素や small要素を使うべきです。スタイルシートを使えばなお良いでしょう。
color属性は色を指定します。#rrggbb の色指定の他、red などの色名が使えます。が、色指定はスタイルシートで行った方が良いでしょう。
face属性は HTML4 の新属性です。具体的なフォント名を指定して表示フォントを特定できます。が、見る側にそのフォントがなければ無効です。ほとんど意味がないような気がしますし、これまたスタイルシートでの指定が望ましいものです。
いずれにしても font は非推奨の要素ですので、使わないようにしましょう。どうしても使わなければならないときは、em など他のマークアップと併せて、それを補佐する形で使うようにしましょう。
なお、なぜかこの要素にはイベント系属性が全く指定できません。この要素を単独で使うことを想定していないからなのかもしれません。
- 「font要素」にコメントを書く