NAME (名前)
このデータを持つ属性 …… http-equiv(meta), name(meta)
NAMEの解説
要素の名前を指定する属性の値として使われます。この値には、以下のような制限があります。
- 先頭の文字は「名前開始文字」に限られる。これは SGML宣言の LCNMSTRT と UCNMSTRT で規定されています。HTML においては、大文字小文字のアルファベットに限られます。
- 先頭以外の文字もすべて「名前文字」でなければならない。これは SGML 宣言の LCNMCHAR と UCNMCHAR で規定されています。HTML 2.0 や 3.2 では アルファベット、数字に加えてハイフン(-)とピリオド(.)が名前文字として使えます。HTML4.0 ではさらにコロン(:)とアンダースコア(_)が追加されています。
- 一定の長さを越えてはいけない。この長さはやはり SGML宣言の NAMELEN で決められていて、HTML2.0 や 3.2 では 72文字です。HTML4.0 では 65536 ですが、これは制限なしと考えて良いでしょう。
また、アルファベットの大文字小文字が区別されるか否かは、SGML 宣言の NAMECASE で指定されています。HTML では NAMECASE GENERAL YES とされていますので、大文字と小文字を区別しません。よって、"NAME" という名前と "name" という名前は同じです。
※もう少し正確に言うと、小文字は大文字に変換されて解釈されます。
なお、a要素の name属性のデータ形式は NAME ではなく CDATA ですから、上記の制限は受けません。属性名だけを見て早とちりしないようにしてください。
※いや、私が早とちりしたことがありますので。私だけ?
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