内容を生成する …… content
引用符の指定 …… quotes
番号振り …… counter-increment, counter-reset
マーカーのスタイル …… marker-offset, list-style-type, list-style-image, list-style-position,
マーカースタイル一括指定 …… list-style
レベル: | 2 |
---|---|
値: | | <URI> | <カウンタ> | attr(X) | open-quote | close-quote | no-open-quote | no-close-quote ]+l |
初期値: | "" |
適用対象: | :before擬似要素と :after擬似要素、display: marker である要素 |
継承: | しない |
パーセント値: | 不可 |
適用メディア: | すべて |
:before擬似要素と :after擬似要素には、contentプロパティを指定して内容を持たせることが出来ます。たとえば、全ての blockquote要素の前に「以下は引用です」という一文を加えたいのであれば、以下のようにします。
blockquote:before{ display: block; content: "以下は引用です。" }
content プロパティは、以下のような値をとります。
「引用の入れ子レベル」については quotesプロパティを参照してください。
以上の指定は、組み合わせて使うことも可能です。
このプロパティは、:before擬似要素、:after擬似要素、display: marker である要素に指定した場合に限って効果を発揮します。それ以外の要素に指定しても効果はありませんし、子孫要素に継承されることもありません。
レベル: | 2 |
---|---|
値: | [<文字列> <文字列> ]+ | none |
初期値: | 依存 |
適用対象: | あらゆる要素に適用可能 |
継承: | する |
パーセント値: | 不可 |
適用メディア: | 視覚 |
quotesプロパティは、引用符を設定します。
値 none を設定すると引用符は無しになります。
引用符を指定する場合は、文字列を二つ指定します。最初の文字列が引用開始、次の文字列が引用終了となります。たとえば、
q { quotes: "「" "」"; }
とすると、かぎ括弧が引用符となりますし、
q { quotes: "<引用>" "</引用>"; }
とすると、XMLのタグ風の文字列で引用を表します。
さらに、引用開始と引用終了の組を複数指定することで、引用の入れ子レベルに応じて引用符を変えることもできます。たとえば
q { quotes: "「" "」" "『" "』"; } q:before { content: open-quote; } q:after { content: close-quote; }
としますと、
<q><q>引用</q>を引用する</q>という言葉を引用
というマーク付けをされたものは、以下のようになります。
「『引用』を引用する」という言葉を引用
それをさらに引用すると……
<q><q><q>引用</q>を引用する</q>という言葉を引用</q>
こうなります。
「『「引用」を引用する』という言葉を引用」
このとき、"「」" が使われるのか、それとも "『』" が使われるのかは、引用の入れ子レベルによって決まります。q要素の開始タグが現れると入れ子が深くなり、入れ子レベルは増えます、終了タグが現れると入れ子は浅くなり、レベルは減ります。一番外側の引用では quotes プロパティで最初に指定した引用符の組(例では 「」)が使われ、入れ子レベルが一つ増えると二番目の組(例では『』)が使われます。以降入れ子レベルが増えるたびに次の組が使われるのですが、例では引用符は二組しか登録されていませんので、三番目は最初に戻ります(例では「」)。以降、一番目と二番目の引用符が繰り返し登場することになります。