リファレンスについて

「水無月ばけらのCSSリファレンス」は、CSS2 をベースに作成したものです。

リファレンスの見方

リファレンスはプロパティのデータ表と解説から成っています。

プロパティのデータ

プロパティのデータは以下のような表で示されます(表を意図しているのですが、ブラウザによっては表に見えないかも知れません。その節はご容赦を)。


レベル:1〜2
値:<色指定> | inherit
初期値:環境に依存
適用対象:あらゆる要素に適用可能
継承:する
パーセント値:不可
適用メディア:視覚系

レベル

「レベル」は、そのプロパティがどの CSS で使用できるかを示しています。1 と書いてあれば CSS1 で使えることを、1〜2 と書いてあれば CSS1 と CSS2 で使えることを示します。

「値」は、そのプロパティにどんな値が指定できるかを示しています。| で区切られているのはいずれか一つ、|| で区切られているのはいくつかを任意に指定できることを示しています。たとえば、A | B | C は A,B,C のどれか一つを指定できることを示します。A || B || C なら、A B C と指定しても A C B と指定しても B A と指定しても構いません。もちろん、指定の仕方によってその意味するところが変わってくることはあり得ます。

このリファレンスは CSS2 を基にしていますので、CSS1 では指定できない値もここに書かれていることがあります。また CSS2 では、ここに記述されている値の他に、inherit という値を指定できます。

初期値

「初期値」は、プロパティに何の値も指定されていないときに採用される値のことです。カスケードによっても継承によっても値が得られないときは、この初期値が使われます。

環境依存とされている初期値もありますが、その場合は、ブラウザの種類やユーザの設定によって変化します。たとえば、多くのブラウザは color プロパティの初期値をユーザが自由に設定できるようにしています。

なお、短縮プロパティには初期値が書かれていませんが、これは短縮されない形での各プロパティの初期値となります。

適用対象

「適用対象」はそのプロパティの値がどのような要素に適用できるかを示します。多くのプロパティは「全ての要素に適用可能」なのですが、中には「表にのみ適用可能」とか「ブロックと置換可能要素に適用可能」などというものもあります。

なお、適用対象となっていない要素に対して値を指定しても誤りではありません。その要素自体には何の効果も発揮されませんが、子孫要素に継承されて効果を発揮することもあり得ます。

継承

「継承」は、そのプロパティが子孫要素に継承される否かを示します。多くのプロパティは継承されますが、background のように継承されないものもあります。また、text-decoration のように、原則として継承されないものの特殊な扱いがなされる、という場合もあります。

パーセント値

「パーセント値」は、そのプロパティにパーセント値が指定できるか否か、指定できるなら何に対する割合なのかを示します。たとえば、margin-top に 5% と指定すると、これは「containing block の横幅の」5% となります。

適用メディア

そのプロパティがどのメディアに適用可能かを示します。多くのプロパティは視覚系のメディアに適用されますが、ページ印刷や、音声のメディアに適用するプロパティも存在します。

注意点

CSS2

リファレンスは CSS2 を元に作っています。CSS1 では指定できない値も載せていますので、CSS1 を使おうという方は注意してください。


ばけらのCSSリファレンス

HTML鳩丸倶楽部

水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
E-mail: bakera@star.email.ne.jp