用語「DOM」について
DOM (どむ)
Document Object Model の略で、HTML や XML の各要素をオブジェクトとして扱う方法を仕様として定めたものです。いわゆる DHTML などで HTML の要素をオブジェクトとして扱う方法の一つです。
HTML の一部の要素をオブジェクトとして扱うこと自体は、DOM が現れるずっと前、Netscape2 の時代から行われていました。しかし、ブラウザによってオブジェクトの扱い方はそれぞれ異なっていました。
たとえば、IE5 では、id 属性のつけられた要素は、その ID で直接呼び出すことが出来ます。しかし Netscape4 などではそのような事は出来ません。このような事情により、同じ ECMA Script でプログラミングしているのに、ブラウザごとに全く異なる方法で処理を書かなければならないようなことがしばしばありました。DOM ではこれら従来の方法とは異なり、特定の要素にアクセスする際には getElementsByTagName や getElementById などを使用します。DOM に準拠した環境では同じやりかたでオブジェクトを扱えますので、余計なブラウザ振り分けなどが必要なくなります。
「DOM」に関連する Web サイト
- Document Object Model (DOM) Level 1 Specification Version 1.0
- Document Object Model (DOM) Level 2 Core Specification Version 1.0
- Document Object Model (DOM) Level 2 HTML Specification Version 1.0
- 「DOM」へのコメント (5件)