福島第一原発7,8号機の誘致
2011年4月2日(土曜日)
福島第一原発7,8号機の誘致
公開: 2011年4月4日23時50分頃
こんな記事が……原発増設含む計画提出 東電「震災で見直す時間なく」 (www.asahi.com)。
東京電力が、福島第一原発の事故が起きた後の3月末に国へ提出した電力の「供給計画」に、第一原発に7、8号機を増設する計画を盛り込んだままにし、福島県が反発している。東電福島事務所は「地震の影響で作り直す時間がなかった」と釈明している。
これは福島県双葉町が誘致していたものですね。今、「世界」2011年1月号 (www.iwanami.co.jp)の一部が無償公開されているのですが、公開されている中に「原発頼みは一炊の夢か──福島県双葉町が陥った財政難」という記事があります。この7,8号機の誘致に至る背景が描かれていて、非常に興味深いです。
地元での「誘致」という立場があるということ。目先の補助金だけを見た短絡的な考えではなく、「ポスト原発」の人材を育てようという考えがあったこと。しかし、うまく行かなかったこと。そして再度の誘致。
単純に「推進」と「反対」に二分する考えが目立ちますが、この記事を読むと、他にもさまざまな軸があり、さまざまな立場の人がいるのだということを再認識させられます。
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