「カンニングが偽計業務妨害?」へのコメント
「水無月ばけらのえび日記 : カンニングが偽計業務妨害?」について、6件のコメントが書かれています。
[6485] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
らぃりる (2011年3月11日 18時5分)
業務妨害でしょう?
入試で不正を行うだけであればともかく、外部に流しちゃいましたから
それを他の受験生が見た可能性が出てしまった以上、下手すると試験やり直しですからねえ・・・
[6486] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
ばけら (2011年3月11日 21時21分)
>業務妨害でしょう?
それは結果として業務が妨害されたという話ですか?
それとも、業務妨害の故意があったという話でしょうか?
>入試で不正を行うだけであればともかく、外部に流しちゃいましたから
>それを他の受験生が見た可能性が出てしまった以上、下手すると試験やり直しですからねえ・・・
他の受験生が見たというのはどういう事でしょうか。
試験中にネットを見ることが許されていたのでしょうか?
[6495] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
増田 (2011年3月13日 23時8分)
こういう話もあるようですが。
「「カンニングを刑事事件したのはおかしい」なんて的はずれ!京大入試業務妨害事件「犯人逮捕」は間違っていない 玉井克哉東大教授(知的財産法)が緊急寄稿 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]」
[6496] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
ばけら (2011年3月13日 23時53分)
>こういう話もあるようですが。
>http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2214
正確に読むのがなかなか難しい文章ですね。
一見すると「逮捕は妥当」というような話をしているように見えますが、そうではありません。この著者が言っているのは、
・複数犯だと思って逮捕した。その見立ての通りなら逮捕は妥当と思える。
・しかし逮捕してみたら単独犯だった。結果としては警察の見立てが間違っていた。
・最初から正しい見立てがされていれば、逮捕されることもなかっただろう。
という話でしょう。どちらかというと、「逮捕してみたら結果的に逮捕が不要なことが分かった」「結果論で責めるべきではない」という話であって、この事案が逮捕に相当するものだとは言っていません。
未必の故意の部分についても、著者は
>「自分の行為は絶対に発覚するはずがないから、入試業務には何の影響も与えないはずだ」(中略)とか誤解し、信じ込んでいた場合、未必の故意すらなかった、ということはありえます。
と認めていますね。その後、
>「ばれたらまずいな。でもばれないかもしれない。他大学ではばれなかったんだから、賭けてみよう」
という心理状態だったのだろうと推測していますが、どうしてこうなるのでしょうか。普通に考えれば、「他大学でばれなかった」という事実は自信につながるでしょうから、
「ばれたらまずいが、他大学ではばれなかったんだから、今回もばれないだろう」
と、自信を持っていたと考えるのが妥当でしょう。
著者は犯人に「推論能力」があったはずだと断定していますが、本人どころか第三者でさえ、こんな大騒ぎになるとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか。
[6501] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
増田 (2011年3月15日 7時58分)
すみません、逮捕の妥当性の話を持ち出してしまったので、偽計業務妨害が成立可否に関する日記の話題から逸らしてしまっていますね。単純に、カンニングではなく採点業務の妨害という見方の紹介のつもりでした。
> どちらかというと、「逮捕してみたら結果的に逮捕が不要なことが分かった」「結果論で責めるべきではない」という話であって、この事案が逮捕に相当するものだとは言っていません。
「逮捕してみたら結果的に逮捕が不要なことが分かった」という事は、(少なくとも逮捕の時点では)「この事案が逮捕に相当するもの」だったという事ではないのでしょうか?
[6503] Re:「カンニングが偽計業務妨害?」
ばけら (2011年3月15日 9時16分)
>すみません、逮捕の妥当性の話を持ち出してしまったので、偽計業務妨害が成立可否に関する日記の話題から逸らしてしまっていますね。単純に、カンニングではなく採点業務の妨害という見方の紹介のつもりでした。
ああなるほど。ありがとうございます。どのような業務が妨害されたのか、というのは構成要件にかかわる重要なポイントですね。
元記事のこの部分ですね。
>採点作業の傍ら、ヤフーで出た回答との照合を行い、疑わしい答案を特定したと報道されています。もうそれだけで、「業務」への妨害は充分にあったと、私は思います。
(中略)
>(はじめにお断りしたとおり、入試業務については、大学教員として見聞きした知識は捨象し、単なる常識と推論で書いています。またそもそも、京都大学の採点体制について、私は何も知りません。しかし、以上のような推論は充分に成り立つだろうと思います。)
著者は「推論」と言っていますが、実際のところ、警察の見解としてはどうなのでしょうか。軽く調べた限りではその部分をきちんと発表しているような報道は見あたらなかったのですが……こんな記事がありました。
「社会的反響が大きかった」と京都府警が逮捕の理由説明
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110304/crm11030400020000-n1.htm
えっ? という感じなのですが、もう少し踏み込んだ内容の発表はどこかにないでしょうか。
>「逮捕してみたら結果的に逮捕が不要なことが分かった」という事は、(少なくとも逮捕の時点では)「この事案が逮捕に相当するもの」だったという事ではないのでしょうか?
そうですね。もう少し正確に言うと、「この事案が逮捕に相当するものだと警察は思っていた」ということだと思います。
ただ、その警察の見立ては結果としては間違っていたわけで、もし最初から正しい見立てが出来ていれば逮捕には至らなかっただろう、という話でもあるはずです。
……しかし、実際には警察は勾留延長までしているのですよね。先の産経の記事も見ると、正直なんだか良く分からない状態になっているように思います。
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