頭に来る
2003年1月24日(金曜日)
頭に来る
知っている人は知っていると思いますが、私の一番頭に来るパターンの一つが、「HTMLなんて簡単だ!」などと言いながらいい加減な用語で人に嘘ばかり教える、というパターンです。昔は、初心者には「タグ」と「要素」の概念を一緒くたにして教えた方が良いと本気で主張する人がそこら中にいたりして、それなりにエキサイティングでした。
記憶があやふやですが、C言語についても「初心者向けと称する本に限って不正確な記述が多い」という記述をフィンローダさんがどこかに書いていたような気がします。それと同じようなことが HTML にも言えるのでしょう。
それでは、それと同じ状況が HTML ではなく、XML で発生したらどうなるのでしょうか? これが、なんと HTML の時よりもさらに頭に来ると言うことが判明しました。HTML の場合はひどい解説書がたくさん出回っていたので、まあそのような解説書で学んでしまったのなら仕方ないか、と思わせる面がありましたが、XML の場合はそんなにひどい解説書が出回っているとも思えないのです。私が知らないだけなのかもしれませんが、少なくとも私は、「タグ」と「要素」の概念を取り違えている XML 解説書を見たことがありません。
ああ、それなのにもう……。
諸事情によりあまり詳しく書けないのが残念ですが、ダイジェストとしては以下のような感じ。
- 仕様書に頻出する「子タグ」とか「親タグ」っていったい何?
- ある「タグ」の「要素」は空にすべしなんて書いてあります。意味不明。要素の内容を空にすれば良いのかしら。
- ある「タグ」の「子タグ」は PCDATA らしい。要素の内容が #PCDATA だと言いたいのかしら。
- 文書型宣言をつけろと書いてあります。それは良いですが、ローカルでは文書型宣言を消しておけというのはどういう事? 確かに DTD が無いからローカルでは Validate 出来ないんですが、アナタが DTD を配布すればそれでいいでしょう? 内容は仕様書そのもので良いのですから、秘密でも何でもないはずですし。ひょっとして、DTD は恥ずかしくて見せられないの?
で、こういう事をやりながら「XML は簡単なのですぐ習得できます」とか書いちゃってるんだから頭に来ます。まずアナタが XML を習得してください。
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