楽天テクノロジーカンファレンス2007
2007年11月24日(土曜日)
楽天テクノロジーカンファレンス2007
楽天テクノロジーカンファレンス2007 (www.rakuten.co.jp)に行ってきたので、印象に残ったところだけ簡単にメモしておきます。
「日本発の楽天に期待すること」
「楽天技術研究所フェロー」である、まつもとさん (www.rubyist.net)のお話。「何故楽天に?」「楽天で何を?」というお話がメインでしたが……そんなことより、もう楽天ロゴの真ん中の R が Ruby のロゴにしか見えないわけですよ……。
「Web開発者のための最新セキュリティ動向」
カーネギーメロン大学の武田さん (motivate.jp)のお話。一般的な脆弱性の話と DNS Rebinding、あとは OpenID の話題。細かい話ですが気になった点を挙げておくと、
- 最近の高木さんの銀行オレオレ話 (takagi-hiromitsu.jp)は、正当な証明書を別なドメインで使おうとしている話なので、「自己署名」と言われるとちょっと違うかなと。
- Java は DNS Pinning をしていた → Anti DNS Pinning 手法が登場 → 対策、という流れなのですが、Flash は Anti DNS Pinning 対策以前に、そもそも DNS Pinning 自体していないということでした (Black Hat Japan での話)。
- 楽天のサイトをチェックしたら……という前置きはドキドキ。まさかオチが安心クッキー (hb.afl.rakuten.co.jp)とは……。
あと、ひさしぶりに公の場で officeさんの名前を聞きました。
楽天API
API を用意した目的とか、API 利用事例とか。驚いたのは、アクトビラ用楽天市場 (actvila.jp)が API を利用したものだという話。自前のサービスでも API を使うと開発コストが削減できるということですね。
WSDLが無いのは何故ですか、と質問してみたかったのですが質問タイム無し。
TV向け楽天市場サービス紹介
アクトビラ用楽天市場が API を利用したものだという話……は前の話で既出だったので驚きませんでしたが、改めて感心。
楽天グループのセキュリティ対策とCSIRT構築の取り組み
楽天の CSIRT「Rakuten-CERT」の紹介、日本CSIRT協議会の話など。
細かい話ですが、「JPCERT」という単語が連発されていたのが気になりました。「JPCERTコーディネーションセンター」、略して「JPCERT/CC」という組織がありますが、それを「JPCERT」と呼んでしまうのは推奨されていなかったような記憶があります。
与太話
無料でラッキーと思っていたら、終電の時間を間違えていて、なんとタクシー代 7,000円の出費。orz
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