cmd.exe でも tab による補完
2002年3月13日(水曜日)
cmd.exe でも tab による補完
私がこの日記の HTML 版を生成するのに使っている XSLT プロセッサは XT (www.jclark.com) なのですが、これはコマンドラインのツールです。
今日も私はコマンドラインで操作していたのですが、ファイル名を入力する際、何気なく tab キーを押しました。同時に「間違えた!」と思いました。
ファイル名入力中に tabキーを押すと、ファイル名が補完されます。たとえば、カレントディレクトリに a.html というファイルがあったとすると、dir a と入力したところで tab を押すことによって dir a.html という具合にファイル名が補完されるのです。……が、これは Linux などのシェル bash の機能で、Windows 2000 の cmd.exe には、このような機能はありません。私はよく間違えて tab キーを押してしまい、意味もなくタブを入力してしまうという愚かなことを、幾度となく繰り返していたわけです。今回も同じミスをやらかしたわけですが……。
なんと、私の目の前でファイル名が補完されたのです!
そう、私が今使っているのは Windows 2000 ではなく、Windows XP。Windows XP の cmd.exe には、tabキーによるファイル名補完機能が実装されているのです。すばらしい! 感動しました。
……ただ、補完候補が複数ある際の挙動が bash と違います。bash の場合は共通部分までが補完されて止まるのですが、Windows XP では候補のうちの一つを勝手に採用して最後まで補完してしまいます。で、さらに tab を押すと次の候補が出てくると。この辺は本家の動作と違うので要注意です。
※ 実は Windows 2000 の cmd.exe でも補完できる (www.atmarkit.co.jp)らしいです(情報提供: むらまささん (homepage1.nifty.com))。
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