2011年7月9日(土曜日)
富士通トップページ、JIS X 8341-3:2010に基づく試験結果を公表
公開: 2011年7月22日11時55分頃
こんなニュースが……「富士通 自社サイトのWebアクセシビリティを改善――達成度は「AA」 (www.itmedia.co.jp)」。
見出しは「改善」、リード文も「対応した」という体裁になっていますが、富士通のトップページが今の形に改修されたのはずっと前の話です。記事に書かれているスキップリンクも、1年ほど前には既に存在していました。
富士通の「JIS X 8341-3に対応したアクセシビリティ確保の取り組み (jp.fujitsu.com)」には「JIS X 8341-3:2010対応度表記ガイドラインに基づく対応表明」という項があるのですが、表示されている試験期間を見ると2011年1月17日 ~ 1月21日となっています。
つまり、ウェブサイトの対応自体は以前から行われていたもので、今回はそこが変わったわけではないということです。今回の話のポイントは、JIS X 8341-3:2010 に基づいた試験結果や、達成基準チェックリスト (jp.fujitsu.com)を公開したという点でしょう。記事はちょっと誤解を招きそうですね。
※試験の実施から公開まで時間がかかっているのは、大企業がこの手の方針を公表するための承認や社内手続きが大変だということを表している……のかも。
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