2011年2月24日(木曜日)
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」フラゲ
公開: 2011年3月8日15時5分頃
待望の荷物が届きました。中身はこの本。
- 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践 (www.amazon.co.jp)
まだ発売前なのですが、レビュアーの特権ということで。いわゆるひとつの「徳丸本フラゲ」です。
本になったものを改めて見ると大迫力ですね。レビュー時はPDFの原稿を見ていたので最終的な厚さが想像できていなかったのですが、まさかこんなにボリュームがあるとは。
というわけで早速内容をチェック。最終稿へのフィードバックが反映されていたりされていなかったりするのを確認しました。
※全て言ったとおりに反映されるわけではなく、徳丸さんの判断で反映されていないものもありますが、それはそれでOKなのです。
全体的に、かなり良い出来になったのではないかと思います。セキュリティ業界の定番本としての地位を占められる内容なのではないでしょうか。
あえてネガティブな点を挙げるなら、検索しにくそうなところでしょうか。
ふと特定の部分を見たくなったようなとき、これだけ厚いと目的のページにたどり着くのが大変です。本の前小口 (背表紙の反対側、開く方の側) には章ごとに印がつけられているのですが、いちばん見たいのはメイン部分の4章です。そしてその4章は、ひとつの章で240ページ近くあるわけでして。4章にはすぐにたどり着けますが、そこから先は地道にめくって探す必要があります。
ですので、横着せずに目次や索引を活用するべきです。まあ、索引もなかなか微妙で、自動生成した内容を調整しきれなかったという印象を受けるかもしれませんが、気にしない方向で。
とはいえ、それは些細な点です。Webアプリを作る方にはかなりオススメできる内容ですので、多少なりとも興味のある方は手元に置いていただくと良いかと思います。
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