2010年5月20日(木曜日)
検察が危ない
公開: 2010年5月23日13時40分頃
Amazonでは「発送まで1週間」とか表示されていたのに、そこらの本屋に初版第一刷が置いてあったという謎。
- 検察が危ない (www.amazon.co.jp)
強引にストーリーどおりの自白をさせる、微罪なのに大々的に捜査して起訴する……といった諸々のお話。内部の体質など様々な問題が指摘されていますが、強く思ったのは、検察が常にマスコミや国民の期待に応える形で動いてきたのではないかということですね。一度「政治家○○に疑惑発覚」となり、そのマスコミ報道を見ると、「その政治家は有罪にするべき、不起訴や無罪では満足できない」……と思ってしまう国民が大勢いて、検察はその期待に応えようとすると。
これは脆弱性の発見・報告にも通じる話ですね。脆弱性の話が出ると、「即座に公表すべき」「脆弱性を生み出した企業は糾弾されるべき」という反応をする人々が大勢出てきます。その期待が圧力にまで高まると……。スルーする勇気も大切なのだと思いますね。
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