水無月ばけらのえび日記

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2010年11月24日(水曜日)

非実在は消えたが……

公開: 2010年11月28日22時40分頃

こんな話が……「非実在青少年」を削除、再提出へ 都条例改正案 (www.itmedia.co.jp)

漫画、アニメーションその他の画像(実写を除く)で、刑罰法規に触れる性交もしくは性交類似行為または婚姻を禁止されている近親者間における性交もしくは性交類似行為を、不当に賛美しまたは誇張するように、描写しまたは表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの

刑罰法規に触れる行為を不当に賛美しまたは誇張する作品がまずい……ということであれば、まずは時代劇から規制した方が良いのでは。忠臣蔵なんか露骨に殺人を賛美していて、「殺人に荷担しない奴はチキンだ」という雰囲気の中で話が進むわけです。忠臣蔵に限らず、時代劇の多くは殺人を肯定的に描いています。そういう作品を青少年に見せるのはまずいのではないでしょうか。

「時代劇はあくまでフィクションであり、今の時代とは価値観が違うものだ」というのはその通りだと思いますが、この条例で規制しようとしているものもフィクションですよね。

……割とまじめな話、時代劇は多くの人に「悪い奴は殺すべき」という価値観を植え付けていて、それが日本で死刑が支持されている理由の一つなのではないか……などと思ったりもしますが、だからといって時代劇を規制しようとは私は思わないですね。

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