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2010年11月22日(月曜日)

「ガンプラー」連呼のズッコケ事業仕分け

公開: 2010年11月27日20時0分頃

IPAの事業が事業仕分けの対象となって議論されたそうで。Ustreamに録画があるというので見てみました……「行政刷新会議 事業仕分け WG-B B-26 (独)情報処理推進機構 経済産業省 (www.ustream.tv)」。

まず吹いたのが29分過ぎあたりからのシーン、ウィルス対策事業の効果についての議論でGumblarの名前が出ているところです。私はこの前のCSS Nite in Ginza, Vol.52 (cssnite.jp)で「ガンプラーじゃないよ」というネタをやったわけですが……この録画では、勝間和代さんと思われる方が……何度聞き直しても「ガンプラー」と言っているように聞こえるのですよね……。他の人は「ガンブラー」と言っているのに、何度も何度も「ガンプラー」と連呼しているという光景が、あまりにも衝撃的でした。

CSS Nite in Ginza, Vol.52ではGumblarへの対処方法なども話しましたが、その際にはIPAが公開している資料も参考にしています。「ウェブサイト管理者へ:ウェブサイト改ざんに関する注意喚起 一般利用者へ:改ざんされたウェブサイトからのウイルス感染に関する注意喚起 (www.ipa.go.jp)」というドキュメントがあって、「ウェブサイトを更新できる場所を限定」「ウェブサイト更新専用 PC の検討」といった対応方法も書かれているわけです。録画の30分過ぎあたりで、仕分け人の方が「何一つそういうことを書いてない」と、声を荒らげながら訴えているシーンがありますが、ふつうに書いてあるわけでして、これまたかなりのズッコケポイントです。

※しかも反論が意味不明で、「書いてないけどやっている」とか……。「目を洗って出直してこい」というシンプルな反論で良かったと思うのですが、本当に書いてあるかどうかあの場ですぐに確認するのも難しかったでしょう。

あと、一番凄いと思ったのは、「ウィルス被害を未然に防げた件数を具体的に報告しろ、推計ではダメだ」というようなことを真顔で言っているところですね。未然に防げたということは被害が発生していないわけですから届出されることもないわけで、そんな数字をどうやって出せばいいのか想像が付きません。「警察の存在によって未然に犯罪を防げた件数を具体的に出せ」「検挙数は訊いていない、犯罪にならなかった件数を訊いている」などと言われても無理なことは分かると思うのですが、ITの話になると何でも可能だと思えてしまうのでしょうか。

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