2005年1月11日(火曜日)
ログイン前にセッションID発行再び
とあるログインフォームですが、PHPSESSID という hidden パラメータがあり、アクセスするたびに値が変化するという……。ログイン前にセッション ID を発行してしまっている可能性が高く、セッション固定攻撃ができてしまいそうな気配が。
しかし、幸か不幸か私はこのログインフォームの正規パスワードを持っていないので、セッションハイジャックできるかどうかをチェックすることもできません。IPA に届け出ることも考えたのですが、本当にそれがセッション追跡パラメータとして機能するかどうかも確認していないわけですから、いくら何でもという気がします。
まあそれはそれとして、これ、少し前にセッション固定攻撃可能な脆弱性を発見してしまった某システムとそっくりなパターンなのですよね。その某システムも PHP で実装されていたのですが、何か PHP にはログイン前にセッション ID を発行してしまいがちな要因があるのかしら。
ちなみに某システムの場合は「セキュリティ強化」と称して修正され、ログイン前にセッション ID を発行したりしないようになりました。修正後も PHP は 4.2.2 (!) のままだったので、PHP 自体の脆弱性というわけでもないと思うのです。
※その後 Sever: フィールドから PHP のバージョン情報を削除するという処置を行ったようなので、今も 4.2.2 なのかどうかは分かりません。
- 「ログイン前にセッションID発行再び」にコメントを書く
- 前(古い): 2005年1月10日(Monday)のえび日記
- 次(新しい): 2005年1月12日(Wednesday)のえび日記