2003年7月15日(火曜日)
ポイント還元
「悪徳商法?マニアックス (www6.big.or.jp)」の「悪の最新情報 (www6.big.or.jp)」に、ビックカメラのポイントの話が出ていますね。
とりあえず、ビックカメラのレシートで使用されるグロッサリ。
- 小計 …… 購入した品物の価格の和。ただし消費税を含みません。
- P値引 …… ポイントを使用することによって値引きされた金額。ポイントをためる場合はこの値は 0。
- 対象額 …… ポイント加算の対象となる金額。「小計 - P値引き」で求められます。
- 今回サービスP …… 今回の買い物によって加算されたポイント。「対象額 × ポイント係数」で求められ、端数は切り上げです。
注目すべき点は、
- サービスP は端数切り上げ。
- 対象額からは P 値引き分が引かれている。つまり、ポイントで買った分はポイントの対象になりません。
前者により、「対象額が端数になると得する」という結論が導かれます。「こまめに使うと得をする」のは、こまめに使うと端数が出やすいからです。端数が全く出ない場合は、こまめに使っても結果は同じになります。
※とは言っても、端数が出たときに得するのは 1回で 1ポイント (1円相当) なので、このためにわざわざレジに 2回並んだりする気にはなりませんが……。
実は後者が重要です。まず、ポイント還元率が高いものを買うときにはポイントを使わない方が良い、ということは明らかですね。
そして重要なのは、ポイント 10% の還元が 1割引相当にならないということです。たとえば、9000円のものを買ってポイント 900 を貯め、そのポイントで 900 円のものを買うとポイントはちょうど 0 になります。10000円分を 9000円で買えたのなら 1割引相当になりますが、9000円では 9900円分しか買えないのです。ポイントが 10% つくのは 1割引と同じ……と思いがちですが、実際にはおよそ 9.1% 割引相当でしかありません。
※ちなみに消費税を考慮しても還元率は同じです。
※ポイントで買った分にもポイントがつくならば、これはちゃんと 1割引相当になります。ただし、その場合は手元のポイントを使い切ることが不可能です。また、この場合に仮に 1円相当の品物が存在すると、1ポイントで1円の品物を買ったときに 1ポイントつくことになるので、無限大に還元が得られることになってしまいます。
……とまあ、こういう話なのですが、面白いと思ったのはポイント 10% が実は 1割引相当ではない、という数字トリックです。これ、闇金融などが利息をあらかじめ引いて貸し付けるという話と似ているのですね。
たとえば、利息 10% と称してまず 10000円を見せ、利息を先に引いて 9000円を渡し、10000円を返済させるようなことがあります。このとき、実質的には 9000 円を借りて 10000 円を返していることになりますから、利息は 10% ではなく、約 11.1% となっているわけです。
※これは「ナニワ金融道 (www.amazon.co.jp)」あたりに出ていたように思います。
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