s要素
※この要素は HTML4 や XHTML1.0 では非推奨とされています。
要素名 | バージョン | 開始タグ | 終了タグ | 分類/親 | 中身 |
---|---|---|---|---|---|
s | (4.0), (X1.0) | 必須 | 必須 | %fontstyle; | (%inline;)* |
共通属性 …… %coreattrs;, %i18n;, %events;
sの解説
マーク付けされた範囲に打ち消し線をつけることを意図する要素です。
HTML3.2 にはすでに同じ効果をもつ strike要素があったのですが、なぜか HTML4 でこの要素が追加されました。しかしこれも表示を規定する要素ですので、登場と同時に非推奨となっています。
打ち消し線を表現するなら、スタイルシートで指定した方が良いでしょう。とは言っても、打ち消し線が必要になることは滅多にないような気もしますが……。
ちなみに、この要素は「滅多に使われない」「見た目の変化がわかりやすい」「要素名が短い」と三拍子そろっていますので、そこを見込まれて XSS の検査に使われることがあります (私はこれを勝手に「s-test文字列」と呼んでいます)。
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