残念な思いを致しました(1)

最近、残念な思いをすることが増えています。

何が残念なのか? というのは、まあ読んでいただければ解ると思いますが……。

謎のSELECT要素には残念な思いを致しました

謎のSELECT要素

たとえば、こんなのを見たことがあるのではないかと思います。

ショートカットリンク(ってなに?):

これにはいつも残念な思いをします。項目を選択すると何かが起こりそうな雰囲気なのですが、何もおきません。JavaScript が有効な環境では SELECT を操作した瞬間にジャンプするのでしょうが、JavaScript がオフになっていると何をどう動かしても微動だにしません。

特に困るのは、SELECT要素以外にリンクもなにもないページ何をどう操作しても先に進めないので、ソースを解析して URL をコピー & ペーストするという壮絶な戦いになります。もっとも、たいていはそんなことをする前にあっさりと諦めますが……。

謎の SELECT 要素で残念な思いをさせないために

似たような物でも、JavaScript オフの環境で動作するものがあります。たとえば以下のような感じのものです。

これは ASP.NET で実現されていて、ボタンを押すとサーバに URI が送られます。サーバ側では Status: 302 と Location: 送られてきたURI を出力しています。これならば JavaScript がオフでも、ボタンを押せばちゃんと移動できるはずです。

ただしこの場合はリダイレクトしていますので、移動の速度は若干遅くなります。場合によっては「302」の画面が表示されてさらにリンクをたどらなければならないかもしれません。その意味では JavaScript の移動の方が優れています。

ですから、

という動作が望ましいでしょう。その動作を実現するのは簡単です。

という具合にすれば良いのです。まあ、NN2 で両方が表示されるのは愛嬌ということで……。

それにしても

こんな具合で、スクリプトオフ環境でも使えるナビゲーションを提供するのは決して難しいことではありません。どうして世の中には残念な思いをするサイトがこうも多いのでしょうか。おそらく JavaScript が使えない環境が存在するなどとは夢にも思っていない人が作っているからだと思うのですが……

CGI が使えない場合は……困りましたね。そんなときは、単なる文字のアンカーを列挙しただけのナビゲーションバーの使用を検討してみてはいかがでしょうか? ナビゲーションがずっと解りやすく、ずっと使いやすくなると思います。


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水無月ばけら, MINAZUKI Bakera
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