水無月ばけらのえび日記

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謎の異音を退治する

2005年4月14日(木曜日)

謎の異音を退治する

bakera.jp をホストしている Be Silent M7000 は名前の通り静音がウリのマシンなのですが、最近妙にうるさく感じていました。定期的に「かりかりかり……」と「ちりちりちり……」を足して二で割ったような音が発生していたのです。最初はハードディスクの音なのかと思っていたのですが、アクセスランプがついていないときでも音がしています。

気になるので開けて調べてみることにしました。電源オンのまま開けるのはまずいので、まずはシャットダウンします。このマシン、普段はキーボードもモニタも繋げていないので、リモートデスクトップ経由で操作します。ちょうどノート PC 上でリモートデスクトップが開いていたので、そこからシャットダウン。リモートからシャットダウンしようとしているので警告されます。

「このリモート コンピュータをシャットダウンした場合、誰かがそのコンピュータのある場所で手動でコンピュータを再起動しない限り、誰もこのコンピュータを使えなくなります。シャットダウンを続行しますか?」

脳は shutdown -r のつもりでいるのに、何故か手は力強く shutdown -h とタイプしていたという経験は誰しもあると思いますが (ないか)、Windows Server 2003 では再起動とシャットダウンを間違えそうになっても一応あんしんというわけです。もちろん、今回はすぐそこにあるマシンをシャットダウンしようとしているのですから、迷わず「はい」を押します。リモートデスクトップがサーバ側から切断されて終了。

しかしながら、しばらく待ってもマシンの電源が落ちる気配がありません。もう一度リモートデスクトップでアクセスしてみると、何事もなかったように繋がりました。シャットダウンできていなかったのか……と思いつつ、もう一度操作。今度はすぐに電源が落ちました。

ケースを開けるのは簡単です。本体を裏返すとネジが 4つあるので外し、あとはケースを前面側にスライドすれば OK。しかし見たところ、異物が転がっているとか、何かが外れかけている様子はありませんでした。

そこで、ケースを外した状態のまま電源を入れて起動。耳を近づけてみると、どうも CPU ファンから音が出ているようです。またシャットダウンして、CPU ファンを外して手で回したりしてみましたが、引っかかるでもなく音が出るでもなく、異常なし。このままの状態でまた電源を入れてみると、やはり音が出ます。試しに、回転中のファンに指を突っ込んで無理矢理回転を止めてみると、音は出なくなりました。ファンの回転で音が出ていることは間違いないようです。

そして指を離してみると、ファンは回転し始め、音は再現…………しません。しばらく耳をそばだてて見守りましたが、異音は出なくなりました。あれ?

ファンを固定し、ケースを元に戻し、電源を入れてみたところ、やはり妙な音は出ません。直ったようです。

よく分かりませんが、ファンがちょっとぐらついていたか何かで、無理矢理力を加えたら直ったということでしょうか。マンガにありがちな、調子の悪い機械を叩いたら直ったというシチュエーションに近いものがありますが、ともあれ解決。

※しかし、電源を入れた状態で CPU ファンをいじったりするようなことは、良い子は真似しちゃ駄目だと思います。

関連する話題: bakera.jp / Be Silent M7000 / Windows Server 2003

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