用語「morikawaさん」について
morikawaさん (もりかわさん)
ASK ACCS の個人情報漏洩事件において office さんが取得した csvmail.cgi のソースの先頭付近には、以下のようなコメントが入っていました。
# $Id: csvmail.cgi,v 1.2 1999/09/28 05:43:57 morikawa Exp morikawa $
これは CVS に最後にコミットしたユーザが "morikawa" であることを示しており、csvmail.cgi の作者は「morikawa」というユーザ名で識別される人物だったと思われます。
※なお報道等によると、裁判にはファーストーバの常務取締役である森川裕和技術本部長なる人物が出廷しているようで、morikawa 氏の正体は森川裕和技術本部長ではないかと推察されます。
用法としては、この morikawa さん本人を指すこともありますが、「csvmail.cgi のようなプログラムを作る人」という意味のこともあります。csvmail.cgi はおおよそ以下のような意味合いを持っています。
- 脆弱性のある CGI プログラム。具体的には Path Traversal や OSコマンドインジェクションができてしまうものを指します。「この CGI って、ひょっとして morikawa さん状態?」のように使います。
- デバッグ用のログを記録しているプログラム。特に、その機能を削除するのを忘れてリリースしてしまいそうになったときに「危ない、morikawa さんになるところだった」などと表現されることがあります。
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