用語「DoS」について
DoS (どす)
"Denial of Service" の略で、「サービス拒否」と訳される事が多いのですが、この訳語ってちょっと違うのではと思うのは私だけでしょうか。拒否というと自らの意思で拒否しているような感じがしますが、ともあれ「サービス拒否」と訳されることが多いので、まあ「サービス拒否」で通じるでしょう。
DoS というのは、外部からの攻撃などによってサービスが停止してしまった状態を指します。たとえば、サーバに対して大量のリクエストを送りつけるとか、プログラム内部で無限ループするようなコードを実行させるとかいった攻撃 (DoS攻撃) によってサービスが停止した状態を指します。
DoS を狙った攻撃のことを "DoS Attack" あるいは「DoS攻撃」と言います。「DoS攻撃」を単に「DoS」と称することもあります。
※ちなみに MS-DOS の DOS は "Disk Operationg System" で、関係ありません。昔 (と言っても Windows 2000 の正式版が出ていた頃)、「MS-DOS だけに感染するウィルスがある」などと言っていた人がいて、良く話を聞いてみたら、どうも "DoS" を「MS-DOS」と訳していた (!) 文書があったようです。
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