用語「原理主義」について
原理主義 (げんりしゅぎ)
原典に忠実であれ、という主義。
最近は改善されてきましたが、一昔前は RFC や W3C の仕様を全くみていないと思われる HTML の解説書が溢れているような状態でした。そのような状況において「原典を読め」と説くのが HTML 原理主義です。
昔 (1998年ごろ?)、この主義を標榜する「HTML原理主義宣言」というサイトがあって (サイト名は違ったかも知れません、記憶曖昧)、賛同者の多くが自ら「HTML 原理主義」を名乗っていた時代がありました。私もその一人で、FMHPG系では自ら原理主義標榜していたものです。
しかし、FMHPG 系で「原理主義」という語を「HTML の仕様のみに固執し、ブラウザの実装を顧みない」という否定的な意味で使う人々が現れたこと、また、イスラム過激原理主義の台頭で原理主義というごのイメージが悪くなったことなどにより、この語の意味は誤解されがちになりました。
そのため私は原理主義者を自称することをやめましたし、周囲を見ても、原理主義を標榜する人は少なくなったように思います。「HTML 仕様を全く読まない HTML 解説」があまり見られなくなってきたこともあり、「HTML 原理主義」の概念そのものが、もはや当初の意味を持たなくなったと言っても良いでしょう。
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