用語「リトルプリンセス」について
リトルプリンセス
日本一ソフトウェアの PS 用ゲームソフト「リトルプリンセス マール王国の人形姫2」のこと。同社の「マール王国の人形姫」の続編にあたります。
このゲーム、お金がそのまま MP というかなり剛毅なシステムになっています。そのため、お金がある限り回復魔法が使えます。従って回復アイテムを買う必要がありません。また、魔法を連発すると貧乏になってしまいます。
私が個人的に感心した点は二つほど。
まずひとつ目は、「観察ノート」という設定です。このゲームには「観察ノート」というものがあり、モンスターに出会うと、そのモンスターの絵と「辛口トーク」のコメントが自動的に書かれます。項目を全て埋めて完成させると (厳密には「ナイトスポーノ」以外の全てを埋めれば良い)、ご褒美がもらえます。
これは要するに、「ポポロクロイス物語」や「ドラゴンクエスト7」などのモンスター図鑑と同じものなのですが、それらのゲームでは、主人公が何故モンスターを観察して図鑑にまとめるのかは謎でした。ドラクエ7では図鑑を何故完成させると何故か「ゴスペルリング」というアイテムがどこからともなく与えられますが、それも謎でした。
※余談ですがドラクエのこの図鑑はユーザインターフェイスも最低で、索引も早送りの機能もなく、見たいところまで一枚ずつページをめくらないといけません。100回以上ページをめくらないと見られないページがあるわけで……。
それに対してこのゲームでは、このあたりの設定が巧妙です。この観察ノートは、「春休みの宿題」なのです。そして、完成させると先生がほめてくれるわけです。実に自然な設定になっています。
ふたつ目は、戦闘時に味方が同時に行動することがあることです。従来、この手のゲームでは、戦闘中に行動するのは一人ずつで、一人が攻撃のアクションをしている間、他のキャラクターはただ黙ってそれを見ているという光景がありました。
しかしこのゲームでは、味方の通常攻撃が連続すると、そのアクションは一度に行われます。最大でパーティーは 5人になりますが、5人が一気に敵に向かってなだれ込む光景はなかなか爽快です。これを見ると、従来の一人ずつアクションは、不条理なだけではなく戦闘のテンポ自体を損ねているのだと感じさせられます。
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