用語「ハッカー」について
ハッカー
話題 : セキュリティ
「ハッカー」というのも色々な意味で使われる言葉ですが、大雑把に分けると以下の二つのいずれかの意味として使われていることが多いようです。
- コンピュータにやたら詳しい人
- コンピュータに不正に侵入する人
コンピュータ関連の業界ではおおむね前者だと思いますが、マスコミなどでは後者の使われ方がされているケースがあるようです。両者はかなり意味が異なるので、混乱の元となります。
そもそも "hacker" というのは hack する人という意味ですが、辞書で "hack" を調べると、第一義としてこのような解説が出ています。
1. intransitive and transitive verb cut using repeated blows: to cut or chop something by striking it with short repeated blows using a sharp tool such as a knife or an ax
以上、Encarta(R) World English Dictionary (C) & (P) 1999,2000 Microsoft Corporation. All rights reserved. Developed for Microsoft by Bloomsbury Publishing Plc. より
斧のようなものを使って、何かを乱暴にザクザクと切ったり削ったりするイメージです。
このイメージがコンピュータの世界に適用されると、既に存在しているプログラムに軽く手を加えて改造するようなイメージになります。私の中の "hack" はこのイメージで、プログラムを書き換えて改造する (できる) 人を「ハッカー」と呼んでいます。
※これは、Perl で書かれたあるサーバのインターフェイスを勝手に改造して使っていたところ、とあるネイティブの人に「僕のも hack してくれよ!」と言われた……という経験にかなり深く根ざしています。
そんなわけで、私の語感としては「コンピュータに詳しく、かつ一定以上のプログラミングのスキルを持っている人」という感じになっています。プログラミングスキル必須です。
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