用語「トンデモ本」について
トンデモ本 (とんでもぼん)
「トンデモ本の世界 (www.amazon.co.jp)」で一躍有名になった言葉。その定義を「トンデモ本の世界」から引用してみます。
トンデモ本とは何か?
藤倉氏の定義によれば、「著者が意図したものとは異なる視点から読んで楽しめるもの」である。要するに、著者の大ボケや、無知、カン違い、妄想などにより、常識とはかけ離れたおかしな内容になってしまった本のことなのだ。したがって、最初から読者を笑わせることを意図して書かれた本は、どんなに内容がトンデモなくても、「トンデモ本」とは呼ばれない。
トンデモ本の著者たちはみんな大まじめであり、読者を笑わそうなどとはこれっぽっちも思っていない。しかし、常識ある人間が見れば、その内容は爆笑するしかない代物なのである。
とまあこんな感じであり、要はツッコミどころ満載で楽しめるようなものを言います。単に間違っているだけではなく、著者が何か勘違いしているということ、その勘違いにツッコミをいれて楽しめるということがポイント。単なる typo のようなものはトンデモではないようです。さらに、
ここで、一言ことわっておかねばならない。『ごでん誤伝』を書きはじめたときに自分で二つの制約を付けた。一つは前回書いたが、
「著者が意図したものとは異なる視点から読んで楽しめるもの。」ということ。
もう一つは
「SF作家の直接影響下に書かれた作品は対象としないこと」である。
という制約があるそうで。
「のけぞる本」のコーナーで紹介されている記述などは、十分にトンデモの条件を満たしていると思います。
本以外の文書にも「トンデモ本」と同様の性質を持つものが存在し、そういうものを総称して「トンデモ」と呼ぶことがあります。たとえば「トンデモ説」などという呼び方をしたりします。
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