「ファイアーエムブレム vs ティアリングサーガのアレ」へのコメント
「水無月ばけらのえび日記 : ファイアーエムブレム vs ティアリングサーガのアレ」について、3件のコメントが書かれています。
[1112] Re: えび日記 : 「ファイアーエムブレム vs ティアリングサーガのアレ」
yuu (2003年10月16日 23時6分)
あら、これってパクリ系だったのですか。僕は今の今まで、本当に続編的なものだと思ってました。
[1113] Re: えび日記 : 「ファイアーエムブレム vs ティアリングサーガのアレ」
otsune (2003年10月17日 3時36分)
パクリ系というよりは、開発者が一緒だとおもいます。
ファイヤーエンブレム自体の権利は任天堂と開発会社が持っていて。
んでエンターブレインで同じネタ・同じシステムで作り直したと。
「タクティクス・オウガ」と「FFタクティクス」も似たような経緯で作られたゲームですね。
開発者が一緒。
[1114] Re: えび日記 : 「ファイアーエムブレム vs ティアリングサーガのアレ」
ばけら (2003年10月17日 11時55分)
>パクリ系というよりは、開発者が一緒だとおもいます。
ですね。判決文にもありますが、ファイアーエムブレムは加賀昭三氏 (判決文中では「被告A」) がインテリジェントシステムズ (文中では「イズ」と略称) 在籍中に作ったゲームです。同氏は退社後にティルナノーグという会社を作って、そこでティアリングサーガを作ったというわけで。このへんの経緯は
http://kyoto.cool.ne.jp/tssaiban/history.html
にわかりやすくまとまっていますね。
で、一部の雑誌ではそれをもって「ファイアーエムブレムの続編」的なニュアンスで紹介したことがあったりしたため、ユーザ的には続編的な認識があってもおかしくないわけです。
この辺については、判決では以下のように言っています。
>なお、証拠(甲17の2、20の2、21の2、22の1~3、77、201、 219)及び弁論の全趣旨によれば、原告ゲームはいずれも、被告Aが原告イズに従業員(退職時における役職・開発部部長)として勤務していた際にゲームデザイン、監修等を手がけて製作の総指揮をとったものであり、被告ゲームは原告イズを退職した被告Aが、被告ティルナノーグにおいて企画、シナリオ等を手がけてその製作を行ったものであって、このような経緯から、ゲーム雑誌の記事のなかには、被告ゲームを、原告ゲームの作風等を継承する内容のものとして、原告ゲームの事実上の続編であるかのように紹介するものが存在する(甲17の2など)。本件においては、あるいは、このような経緯から、テレビゲーム愛好者、殊に原告ゲームの愛好者の間に、被告ゲームについて、これが被告Aの製作に係るものであることに着目して、原告ゲームと同程度の技術水準を備え、共通の作風の下に製作されたゲームソフトであることへの期待が生じ、そのことから、被告ゲームにつき一連の原告ゲームの系譜を継承するものと認識が生じて、結果として市場において何らかの混乱を生じたことはあり得ることと推測される。しかしながら、このような混乱は、その内容の多くの部分を製作を担当するゲームクリエイター個人の感性に依存するゲームソフトの性質上、避けられないことであり、同様の混乱は、同じように個人の感性に依存する面の多いファッション業界において有名デザイナーが移籍する際にも生ずるものである。本件において、このような事情から、市場において何らかの混乱が生じているとしても、上記のとおり、被告らにおいては原告任天堂の周知の商品表示に類似した表示を使用していないのであるから、不正競争防止法上の問題を生ずるものではない。
……長すぎですが、要するに「問題ない」という判断です。
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