三菱電機インフォメーションシステムズに入札参加停止措置
2010年11月26日(金曜日)
三菱電機インフォメーションシステムズに入札参加停止措置
公開: 2010年11月28日22時40分頃
岡崎市で会見があり、三菱電機インフォメーションシステムズとの契約打ち切りが発表されたそうで。こんなリリースも出ていますね……「競争入札参加資格者の入札参加停止措置を行います (www.city.okazaki.aichi.jp)」。
例によって朝日新聞の神田記者がいろいろツイートしてくださっています。
岡崎市の会見ですが、市とMDISが契約解除で本日合意したという内容です。今年9月、MDISのシステムを来年1月以降も5年間利用するという契約を市は結んでいるんですが、これはMDISが辞退するという形で撤回されました。
岡崎市によると、契約の解除に伴う違約金はMDISが負担するそうです。また、次期システムの導入時期は2013年1月に延ばし、それまでは現行のMDISのシステムを使い続けるが、MDISによる保守は無償で行われることになったそうです。
目新しい要素としては、会見で大羽・岡崎市立中央図書館長が、「システムに不具合はない」「MDISに責任はない」とした発言を撤回しました。現時点ではシステムに不具合があり、MDISには不備があったと考えているそうです。
大羽氏は会見でlibrahack氏へのコメントを求められ、「たいへん気の毒なことだったと思う」と答えました。
いわゆるlibrahack事件に対する岡崎市としての見解は、現時点でも、図書館ホームページの「おしらせ」に9月1日付の文書で出されたことに尽きる、ということだそうです。
とりあえず、システムのクオリティが低かったということは理解された模様です。個人情報が流出してやっと理解したのではないかという感もありますが……。単にペナルティを課せば良いという話でもないと思うわけで、これを機に発注の体制なども見直せると良いのではないかと思います。
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