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MELIL/CSケータイ版の叫び

2010年8月24日(火曜日)

MELIL/CSケータイ版の叫び

公開: 2010年8月26日0時30分頃

岡崎市立中央図書館の件、朝日新聞の神田大介記者によるツイートはまだ続いています。その中に非常に興味深い話が。

i-mode用プログラムには、2003年3月3日の日付でこんなコメントがされています。「i-mode側ではやってはいけない(意味も無い)処理なので、すべてコメント化 ' ※メモリを食いつぶすので絶対コメント解除しない事!」

以上、http://twitter.com/kanda_daisuke/status/21917782920 より

MELIL/CSにはケータイ用のコンテンツを提供する機能があるようで、岡崎市立中央図書館のドメインにもそれらしいコンテンツが置かれています。

岡崎市立中央図書館のサービスが停止した理由」で書きましたが、MELIL/CSがあっさりサービス停止した原因は、セッション開始時にDB接続をしていることです。そして、そのセッションをCookieで管理しているため、Cookie無効状態で連続アクセスされるとDB接続がどんどん増殖してしまい、やがて停止に至ります。逆に言うと、Cookieが有効な環境でのアクセスであれば、大きな問題に発展しにくいと言えます。

しかし、ケータイサイトはそもそもCookie有効を前提にできません。docomoの端末がCookieに対応したのは2009年夏以降であり、現在でもdocomo端末ではCookie無効が主流だからです。ではMELIL/CSのケータイ用コンテンツはどうなっているかというと、ちゃんとCookie無効でも問題なく動作するように作ってあるのですね。

※実際にアクセスしてみると、スクリプト無効でも動きますし、けっこうサクサク動いてくれます。こちらのほうがPC版よりずっと使いやすいような……。

そのケータイ用のソースコードに、上記ツイートのようなコメントが書かれていたらしいというお話。これはつまり、ちゃんと問題点を理解して対応することできる人がいたということです。この対応がPC版にフィードバックされていれば不幸は避けられたと思うのですが。

関連する話題: Web / セキュリティ / 岡崎市立中央図書館事件 / librahack

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