CAPTCHAの演出
2010年3月18日(木曜日)
CAPTCHAの演出
公開: 2010年3月22日17時10分頃
「韓国、ネットゲーム中毒対策として「時間とともにゲームの難易度を上げる」ソフトを配布 (slashdot.jp)」という話が出ています。話の本筋とは関係ない部分ですが、コメント #1735228 (slashdot.jp)で紹介されていた話が興味深いと思いました。
とあるオンラインゲームのお知らせですが……。
1.オード抽出の際、一定確率でオードの毒が体にまわり、これを解毒しないと、一定時間採集ができないという機能が追加されました。
・毒がまわった際、「ピュリフィケーション スペル」を唱えて毒を解毒することができます。
・ランダムに出力される文字と数字を一定時間内に入力すると、「ピュリフィケーション スペル」を唱えることができます。
・「ピュリフィケーション スペル」の詠唱は合計3回のチャンスが与えられ、3回とも失敗すると一定時間マテリアル抽出及びオード抽出ができなくなります。
これ、要するにCPATCHAなのですね。BOTによる作業の自動を妨げる目的でCPATCHAを導入しているのだと思います。ただ、単に「入力してください」というのではなく、「スペルを唱えて……」などと、ゲームの世界観に沿わせようとしているのが興味深いと思いました。
CPATCHAは基本的にはユーザビリティやアクセシビリティを低下させる鬱陶しい存在ですが、うまく演出すればそのあたりを軽減することはできるのかもしれません (この例が成功しているのかどうかは分かりませんが)。
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